2024年6月29日土曜日

年初来利益が 34,699 円に

投資を始めてから半年が経過しました。初期投資金額が 100万円、毎月の積立金が 25,000円 × 6ヵ月 で 15万円、これまでの投資金額は合計 115万円です。

毎月の買い付け金額の合計は、295,079円、購入銘柄の現在の評価額は 329,687円で、含み益は 34,608円。ISS&P500米国株 (1655) の分配金が 91円で、年初来の利益は合計 34,699円になりました。現在の保有資産は、次のとおりです。



年初を 100 としたときの各資産の株価の推移は、次のとおりです。


1~3月に大きく下がったロケット・ラボも、4~6月は大きく上昇しました。他の3銘柄は、年初からしっかりと上昇しました。各銘柄の値動き(前日比)の平均とばらつき(標準偏差)は次のとおりです。


平均はリターン、ばらつきはリスクと考えることができます。リスクとリターンのバランスを考えると、ISS&P500米国株 (1655) が最も安全かつ大きな利益が期待できる銘柄であることがわかります。ロケット・ラボの5~6月のリターンは素晴らしく、リスクは大きいですがリターンも大きい典型的なハイリスク・ハイリターンとなっています。

米国では昨年7月以来、5.50~5.75% という高金利が延々と続いています。インフレを抑え込むために高金利政策を続けているのですが、米国の景気が予想以上に強く、インフレがなかなか収まらないため、今も利下げを行えずにいます。

米国の景気は、皆に等しく訪れているのでなく、業種、地域、企業規模などによって良し悪しが異なります。AI ブームに沸く半導体業界や、金利の影響をあまり受けない超巨大企業の利益は増加し続けていますが、製造業や規模の小さい企業の利益は圧迫されています。

そのため、高金利が長く続くと、社会の最も弱い部分から景気後退に陥る危険性があります。前回の四半期報告でも書いたように、4~6月に波乱があるかもしれないと考えていましたが、結果的には、その予想は当たりませんでした。4~6月も株価は上がり続けました。

現在、相場を牽引しているのは、マイクロソフト、アップル、エヌビディアの 3社です。この 3社は、時価総額で世界のトップ 3 です。各社とも、時価総額 3兆ドル(約 470兆円)を超える巨大企業です。2024年度の日本の国家予算の一般会計の総額は112兆717億円です。その 4倍位上の時価総額です。すごい規模です。

上記の 3社が世界中の投資資金を吸い寄せているため、その他の銘柄の株価は上がりづらくなっています。これらの 3社は S&P に含まれています。このブログでは、ISS&P500米国株 (1655) を買っているので、これら 3社の株価上昇の恩恵を受けいています。

米国の物価上昇は徐々に減速しています。FRB は利下げのタイミングを図っています。市場は 9月利下げ開始を折り込みつつあります。うまくいけば、景気後退なきインフレ克服が実現するかもしれません。しかし、景気腰折れのリスクが消えたわけではありません。最悪の事態に備えつつ、利益もしっかりと確保していきたいです。

次回の買い付けは週明けの 7月1日に行います。配分比がバランス良くなるように、購入数量は次の予定です。


7月1日には、25,000 円の定期積み立ても行います。夏相場は厳しいことが多いです。下がってもくじけず、上がっても慢心せず、常に冷静に投資を続けていきましょう。

2024年6月25日火曜日

エヌビディアが大幅下落

昨夜、米半導体超大手のエヌビディアが ▼6.68% と大幅に値下がりしました。6月20日の高値 140.76ドルから 6月24日終値 118.11ドルまでの下げ幅は  ▼16.09% となりました。同社は 6月10日に 1 対 10 の株式分割を行い、1 株価格が 10 分の 1 に低下したため、多くの個人投資家が同社株の購入に殺到していました。今回の大幅下落で損を抱えた人が多かったのではないかと思います。中小型グロース株なら、この程度の下落は日常茶飯ですが、米国を代表する超巨大企業が、わずか 3 日で ▼16% を超える大暴落とは驚きです。

こんなのにひっかからなくて良かったです。しかし、エヌビディアで大きく儲けてやろうと、目一杯買っている投資家も多いと思います。エヌビディアの 2 倍の値動きをする ETF も存在します。そんなのを目一杯買っている場合は、今ごろ、夜も寝られないに違いありません。エヌビディアが下げ止まれば良いですが、さらに下落するようなことがあれば、精神的に非常に辛い状態に追い込まれます。やはり、ハイリスク銘柄の保有比率を大きくしないほうが、精神的には楽です。

エヌビディア暴落の影響で米国の半導体関連株がそろって下落しました。しかし、ダウは +0.67% と半導体関連以外の銘柄は比較的強かったです。日本市場では、TOPIX が +1.72% と上昇しました。

保有株の今週に入ってからの利益は +1,064 円で、保有資産は次のようになりました。


インデックスFTOPIX (1308) の含み益は +4,798円 (+4.8%) に増えました。エヌビディアに流れ込んでいた投資資金が、日本株やロケット・ラボに来てほしいものです。

2024年6月22日土曜日

週間利益は過去最高

昨夜、AI ブームを牽引してきた半導体メーカーのエヌビディアが ▼3.22% と下落しました。一昨日の ▼3.54% に続いて 2 日連続の大幅下落です。

一方、ロケット・ラボは昨夜 +4.38% と大きく上昇し、終値で 5.01 ドルと 節目の 5ドルを超えました。終値が 5 ドルを超えるのは 1 月 29 日以来、約 4 ヵ月ぶりです。出来高も  2,000万株と大きく膨らみました。ロケット・ラボは赤字企業のため。まだ機関投資家の投資対象ではありません。今回の買いは、SQ がらみの個人投資家の買いだと思いますが、風向きの変化を感じさせる大きな規模の買いです。

AI ブームがまだまだ続くのか、エヌビディアのような巨大ハイテク銘柄に集中していた投資資金の一部が、ロケット・ラボのような中小型グロース銘柄にも回ってくるようになるのか、今後の動向が注目されます。

米国の高金利が延々と続く中で、中小型グロース株は不当に低く評価されたまま放置されてきました。中小型株の中には、本来の株価の半値八掛け二割引といった超お買い得の優良銘柄がゴロゴロころがっています。ロケット・ラボもその 1 つではないかと思います(投資は自己判断で)。

ロケット・ラボの値上がりのおかげで週間利益は 7,879円となり、過去最高を更新しました。年初来利益は 28,443円と大きく増えました。


現在の保有資産は、次のとおりです。


各銘柄の利益率は、ロケット・ラボ (RKLB) が +22.8%、ISS&P500米国株 (1655) が +13.1% と好調です。各銘柄の年初を 100 としたときの年初来の値動きは、次のとおりです。


ロケット・ラボ (RKLB) は年初から 4月19日まで ▼34.3% 下落し、その後 +41.1% 上昇しました。しかし、まだ年初の株価に届いていません。このブログでは、何回にも分けて購入しているので、平均取得価格が低く抑えられて利益が出ています。もし、年初に大きくドカンと買っていれば、まだ含み損を抱えている状態です。

ISS&P500米国株 (1655) と NFインド株 (1678) は順調に右肩上がりになっていますが、インデックスFTOPIX (1308) は 2週連続して下がっています。日本株の元気のなさが気になります。

年初から、米国の強い経済指標に利下げ期待が裏切られ続けるという状況が続いています。上がるのは AI 関連の巨大ハイテク銘柄のみで、中小型銘柄は高金利に弱いと思われて、安値で放置されてきました。その流れに変化が現れるのかどうかが、今後の焦点です。

2024年6月20日木曜日

予定どおりに定期購入

今朝、予定どおりに成行で インデックスFTOPIX (1308) を 3口、NFインド株 (1678) を 20口購入しました。


昨夜の米国市場はジューンティーンスで休場でした。今日の日本株は前場下がりましたが後場に全戻ししました。東証プライム市場の値上がり銘柄数 746、値下がり銘柄数は 840 と値下がり銘柄数のほうが多く、強さは感じられませんでした。

インド株は、わずかに上昇しました。インド総選挙での与党大敗の影響は、完全になくなりました。

現在の保有資産は次のようになりました。


ロケット・ラボの一昨日の爆騰が本物かどうか、今夜が勝負です。加えて、今夜、午前3時13分に打ち上げが行われます。ロケット・ラボにとっては 50回の節目の打ち上げです。YouTube でライブ中継されますが、明日の仕事に差し障ってはいけません。明日の朝、結果を確認することにしましょう。

2024年6月19日水曜日

ロケット・ラボが爆騰

ロケット・ラボが、日本の Synspective と10機の衛星打ち上げ契約を締結したとのニュースが伝わり、昨夜、同社株が +13.13% と爆騰しました。

S&P も +0.25% で史上最高値を更新しました。米国では、これまで市場を牽引してきた巨大ハイテク銘柄が下落し、その他の幅広い銘柄が買われました。米国の失業率が 4.0% に達し、景気の減速が心配されていますが、市場はそんな心配どこ吹く風です。

今日の TOPIX は +0.47% と小幅に上昇しました。インド Nifty は昨日、史上最高値を更新しましたが、今日は ▼0.072% とわずかに下落しました。

保有資産は、次のようになりました。


明日の買い付けですが、ISS&P500米国株 (1655) と ロケット・ラボ (RKLB) の配分比が目標値よりも高くなってしまったので、1 回休むことにします。代わりに、インデックスFTOPIX (1308) と NFインド株 (1678) をいつもより多く購入します。


今日、6月19日はジューンティーンス独立記念日で米国市場は休場です。米国株が下がることはないので安心して眠れます。

2024年6月17日月曜日

TOPIX が ▼1.70% と大幅下落

今日は TOPIX が ▼1.70% と大幅に下落しました。フランスの政情不安が原因だとする報道がありましたが、フランス経済が日本に大きく影響するとは思えません。米国株先物もさほど下がっておらず、NFインド株 (1678) は ▼0.03% とほぼ横ばいです。今回の大幅下落は日本株だけの現象で、理由はよくわかりません。どこかの誰かの売り仕掛けに AI が反応しただけかもしれません。

保有資産は、次のようになりました。


週初にいきなりの日本株大幅下落で、インデックスFTOPIX (1308) の含み益は +1.8% に減ってしまいました。日本株に集中投資せずに、米国株やインド株に分散しておいて良かったです。

それにしても日本株の弱さが目立ちます。景気減速感がじわりと膨らむ中で、日本の投資資金は、すべて米国の巨大ハイテク企業に吸い取られてしまっているようです。

2024年6月16日日曜日

値動きの平均とばらつき

前回に続いて、このブログのポートフォリオを構成している 4 銘柄の分析です。今回は、それらのリスクとリターンについて考えます。

下の表は、各週末の終値から計算した値動き(前週比)と、値動きの平均および "ばらつき" (標準偏差)です。標準偏差は高校数学Ⅰの学習内容なので、高校を卒業した人なら知っているはずですが、忘れた場合はこちらの記事が役に立ちます。


株価の時系列データは「Yahoo!ファイナンス」、「かぶたん」、「みんかぶ」などのサイトで取得できます。データの平均値や標準偏差は Excel の AVERAGE 関数および STDEV.P 関数で求めることができます。

標準偏差とは、個々のデータと平均値との相違の平均のことで、一連のデータがどれだけばらついているかを表します。(厳密には、標準偏差とは平均値との差の2乗の平均の平方根です。基準値(一般的には中央値)との差の絶対値の平均は "平均偏差" と呼ばれます)。

上の表を見てわかるように、全期間の平均値は ISS&P500米国株 (1655) が最も高く、ロケット・ラボ (RKLB)が最も低くなっています。これは、昨日示した株価の動きと一致しています。この平均値は、投資のリターンと考えることができます。

標準偏差は逆に、ロケット・ラボ (RKLB)が最も高く、ISS&P500米国株 (1655) が最も低くなっています。標準偏差とは、株価の上下の振れ幅、つまりリスクの大きさを表します。

全期間の平均と標準偏差から、ISS&P500米国株 (1655)がリターンが最も高く、リスクが最も低いことがわかります。一方、ロケット・ラボ(RKLB) はリターンはマイナス、リスクは非常に高いです。全期間のデータ的には、ロケット・ラボ(RKLB) は投資不適格(ハイリスク・マイナスリターン)です。

しかし、上のデータを 1~4月 と 5月以降に分け、5月以降の平均値と標準偏差を計算すると、ロケット・ラボ(RKLB) の平均値は他の銘柄よりも高くなり、標準偏差は NFインド株 (1678) に近いレベルまで低下しています。つまり、リスクは若干高いですが、リターンは最も高い銘柄(ハイリスク・ハイリターン)となっています。

株価の値動きの平均とばらつき(標準偏差)を見ることで、各銘柄のリスクとリターンの大きさを把握することができるので、今後は、各銘柄の日次データに基づいて、毎月の値動きの平均値と標準偏差を見ていくことにします。

このブログの4銘柄の 1月から5月までの日次データの値動きの平均値と標準偏差は、次のとおりです。


このデータは、各銘柄のリスクとリターンに基づいてポートフォリオを見直すときに役立ちそうです。

2024年6月15日土曜日

時間的分散投資の功罪

このブログのポートフォリオは、インデックスFTOPIX (1308)、ISS&P500米国株 (1655)、NFインド株 (1678)、ロケット・ラボ (RKLB) の 4本で構成されています。

それぞれの銘柄の年初来の動きを、1月5日時点の株価を 100 としてグラフにすると、次のようになります。


最も上昇しているのは ISS&P500米国株 (1655)です。巨大ハイテク銘柄に押し上げられて調子良く推移しています。

ロケット・ラボは年初から大きく値下がりしましたが、5月以降になって回復しつつあります。年初の株価に比べて、まだ約20%値下がりしたままですが、このブログでは時間的分散購入するとともに、大きく下がったところでは若干多く買っているので、平均取得単価は 4.27ドルと低く抑えられています。


ロケット・ラボの現在の株価は 4.39ドルなので、年初比で大きく下がっていても利益が出ています。時間をかけて少しずつ買っていく時間的分散投資の効果が最大限活かされています。

ただし、ISS&P500米国株 (1655)のように、大きく下がることなく上がり続ける銘柄では、平均取得単価が年初の価格より上がってしまうので、結果的には、年初にドンと一括で買っておいたほうが良かったということになります。年初に一括購入した人は、今、20% 以上の利益を前にして大喜びです。このブログの ISS&P500米国株 (1655) の含み益は 11.6% で、年初に一括購入した場合の半分程度にとどまっています。

株価の推移は誰にもわかりません。ISS&P500米国株 (1655)は、足下は順調に上がり続けていますが、それが永久に続くとは限りません。どこが底で、どこが天井かがわからないからには、時間をかけてゆっくりと買い進める時間的分散投資が、危険を避け、チャンスを取り込むうえで、バランスが良いのではないかと思います。

もちろん、底や天井をズバリと当てることができれば、大儲けできます。たとえば、ロケット・ラボを年初に空売りし、4月末に全力で大きく買えば 1.5倍くらいになっているはずです。日々の上がり下がりで確実に儲けられれば、さらに資産を大きく増やせるかもしれません。

しかし、そんなことができるのは、伝説の天才投資家だけです。底や天井を当てられない人には、時間的分散投資がお勧めです。

資産は順調に増加

昨夜の米国株ですが、ハイテク銘柄が多く含まれる米 NASDAQ が、5 営業日連続で終値ベースで下記最高値を更新しました。一方、中小型銘柄で構成される米 RUSSELL 2K は -1.6% の下落でした。相変わらず、巨大ハイテク銘柄しか上がらない相場が続いています。

ロケット・ラボは -3.52% と大きく下がりました。特段の悪材料があったわけでもないのに、取引開始から一気に値を下げ、それっきり上昇することはありませんでした。

保有資産は、次のようになりました。


含み益は、かろうじて 2万円を上回りました。週末ベースで 2万円を上回ったのは、今回が初めてです。ISS&P500米国株 (1655)がしっかりと稼いでくれています。米国株の強さが際立っています。

週間利益は 4,159円、配当金を含む年初来利益は 20,564円となりました。資産は順調に増えています。


今週は、米 CPI の発表、米 FOMC、日銀会合と重要イベントが連続しました。そのたびに株価や為替が大きく動きました。しかし、週が終わってみると、市場環境は何も変わっていないように見えます。

米国の政策金利は 5.5% と高いままです。物価高は続いていて、庶民の生活を圧迫しています。米国のインフレとの戦いは、今後もしばらく続きそうです。来週も忍耐が要求される相場になりそうです。

2024年6月14日金曜日

158円台まで円安が進行

今日は日銀会合が開催され、国債買入れの減額方針が決定したことが発表されました。いきなり買入れの減額が開始されるわけではなく、今後 1、2 年の減額計画は、市場参加者の意見も聞きながら次回の 7月会合で決定するとのこと。この発表後、金利が低下し、158 円台まで円安が進行しました。日本株は上昇しました。

その後の記者会見で植田日銀総裁が「国債買入れの減額は相応の規模になる」と発言すると、為替市場も日銀の本気度を理解し、円安方向に動いています。

保有資産は、次のようになりました。


FRB は利下げを急がない姿勢を示していますが、米国のインフレは徐々に収まってきています。一方、米国の景気指標には弱い数字が増えつつあります。市場では、利下げ開始を必要以上に遅らせることで、景気後退を招く可能性が高くなるのではないかとの声も聞かれます。RFB の舵取り、および市場との対話能力が試されています。

初の 2 万円超えの含み益で一週間を終えらるかどうか、今夜のロケット・ラボ次第です。大きく下がるような材料は見当たりませんが、金利の上昇にはすこぶる弱いので、何かの拍子で金利が急騰したりしないように祈りたいと思います。

2024年6月13日木曜日

CPIで爆騰、FOMCで撃沈

昨夜発表された5月の米CPI(消費者物価指数)は、前年比3.3%の上昇で、市場予想の3.4%を下回りました。インフレが沈静化しつつあるとの安心感から、米金利が低下し、それに伴ってドルが下落、株が上昇しました。特に、中小型グロース銘柄が急騰しました。

しかし、日本時間の未明に FOMC の結果が発表され、FOMC メンバーの今年の利下げ予想が 1 ~ 2回、来年が 3 ~ 4回であることが明らかになると、ドルが上昇、株は下落に転じました。

下図は、FOMC メンバーの金利予想を示したドット・チャートです。1 つ 1 つの青い点が、FOMC メンバー一人ひとりの金利予想です。
2024年末の金利予想を、4人が現在と同じ 5.25 - 5.50% と回答し、7人が現在より 0.25% 低い 5.00 - 5.25% と回答し、8 人が現在より 0.50% 低い 4.75% - 5.00% と回答しています。
1 回の利下げ幅は 0.25% なので、4 人が年末まで利下げなし、7 人が年末までに 1 回の利下げが行われる、8 人が年末までに 2 回の利下げが行われると予想していることがわかります。


ロケット・ラボなど、金利低下を歓迎して、一時は前日終値比 +8.10% と爆騰しましたが、FOMC の結果が伝わると大きく売られ、終値は +1.53% となりました。前日比プラスですが、完全に撃沈の気分です。


日本株は、明日 14日に SQ と日銀会合を控え、冴えない値動きです。日本の物価上昇は、残念ながら賃金の上昇に結び付いていません。実質賃金は下落を続けており、豊かさを実感できない消費者は節約に走っています。これでは、いつまで経ってもデフレから脱却できないし、景気は良くなりません。外国人投資家の日本株に対する熱意は、すっかり冷めたように感じられます。

現時点の保有資産は、次のとおりです。


このブログのポートフォリオは、日本株(TOPIX)、米国株(S&P)、インド株(Nifty)、個別株(ロケット・ラボ)の 4本で構成されています。それぞれの利益率を高いものから順に並べると、次のようになります。

 1. 個別株(ロケット・ラボ) … 12.0%
 2. 米国株(S&P) … 10.7%
 3. インド株(Nifty) … 6.7%
 4. 日本株(TOPIX) … 3.0%

ロケット・ラボや米国株が円安によって、かさ上げされているのは事実ですが、それにしても、日本株の出遅れが際立っています。新 NISA の開始に合わせて、日本株の有望性が大々的に宣伝された割には、期待外れです。

日本企業は ROE (自己資本利益率)の改善が求められており、それが日本企業の経営の柱になっています。ROE の改善は株高につながるので、日本株に対する投資家の期待が高まっているわけですが、それも米国発の AI バブルの影に隠れてしまっているようです。

2024年6月10日月曜日

インド株が暴落から完全復活

今日の日本株は、しっかりと上昇しました。TOPIX は +1.00% の上昇でした。
モディ政権の 3期目が順調に滑り出したことを好感し、NFインド株(1678)は +2.13% と大幅に上昇しました。これによって、インド総選挙後の暴落から完全に復活しました。
7日夜に発表された米雇用統計では労働市場が堅調であることが示され、ドル高、株高が進行しました。

今日の朝一で、インデックスFTOPIX (1308)、ISS&P500米国株 (1655)、NFインド株 (1678)を予定どおり購入しました。保有資産は、次のようになりました。


今夜、ロケット・ラボ (RKLB)を購入します。現在の株価で 3株購入すると、購入上限の 15% に達します。


3株購入するか、2株にするかは、プレマーケットの値動きを見て決めます。

円安効果もあって、インデックスFTOPIX (1308)以外の 3銘柄のパフォーマンスが良好です。米国の景気減速を示す経済指標が徐々に増えてきていますが、AI 関連銘柄の人気は衰えそうにありません。

今週は、日本時間の 12日 21:30 に米消費者物価指数(CPI)が発表され、13日 3:00 に FOMC の結果が発表されます。6月14日は日本銀行の金融政策決定会合の結果が発表されます。結果次第で、相場が大きく荒れるかもしれません。

2024年6月8日土曜日

米雇用環境は堅調

昨夜発表された 5月の米雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数が予想の 18万人増を大きく上回る 27万2,000人増となりました。賃金の伸びも、予想の 3.9% を上回る 4.1% となりました。しかし、失業率は 3.9% から 4.0% に上昇しました。

もっと弱い数字が出てくると予想していましたが、その予想は大外れでした。その結果、米長期金利が 4.3% から 4.43% に上昇し、ドル円も 156.7 円に上昇しました。米 S&P は ▼0.11% と小幅に下落しました。

ロケット・ラボは、次回の打ち上げを6月18日に行うと発表し、株価が 1.6% 上昇しました。次回の打ち上げは、同社の小型ロケット「エレクトロン」の 50 回目の打ち上げという節目になります。

今週はインド株が暴落するなど、波乱がありましたが、保有資産の含み益は 16,315 円に増えました。


週間利益は 1,709円のプラスでした。週間利益のプラスは 7 週連続で、利益が順調に伸びています。この調子が続いてほしいものです。


次回の買い付けは 6月10日です。購入予定量は、次のとおりです。


雇用統計で強い数字が出たため、FRB は利下げを急がないかもしれません。しかし、失業率が上昇しており、景気鈍化も心配されます。

6月11日から 12日にかけて、米国の金融政策を決定する FOMC(連邦公開市場委員会)が開催されます。そこでどのような話し合いが行われるのか、注目されます。

2024年6月7日金曜日

米雇用統計で潮目が変わる?

昨夜、欧州中央銀行(ECB)は 0.25% の利下げを発表しました。これにより、政策金利は 4.5% から 4.25% に下がりましたが、市場の予想どおりの結果だったため、株や為替が大きく動くことはありませんでした。

市場の関心は、日本時間の今夜 21:30 に発表される米雇用統計に集中しています。世界中の投資家が、米国の利下げ開始時期やその後の利下げペースに関するヒントが得られるのではないかと固唾を飲んで見守っています。

インフレを抑えるために 5.5% にまで政策金利が引き上げられたにもかかわらず、その後 10 か月を経ても異常な強さを示している米国経済ですが、製造業や運輸業などのモノの経済は既に失速しています。雇用環境は引き締まりつつあり、失業率が上昇する兆しが見えます。個人消費の拡大は止まっており、株式市場で大きく値上がりしているのは、一部の巨大ハイテク企業のみです。

市場は、米国経済の弱い部分に注目し始めています。雇用統計で予想以上に雇用環境が悪化していることが示されれば、その後のニュースでは悪材料ばかりが大きく取り上げられそうです。その場合は、株安、円高が予想されます。長期金利低下で小型成長株が上昇するかどうかはわかりません。景気鈍化の程度によっては、小型グロースがさらに売られる可能性もあります。

逆に、雇用環境が予想以上に強いことが示された場合は、利下げが遠のいたと解釈され、再び長期金利が上昇し、ドル高円安が進行する展開が予想されます。

現在の保有資産の状況は、次のとおりです。


今夜の雇用統計の結果で相場の潮目がかわるかもしれません。しかし、潮目がどう変わろうとも、現金比率が高ければ余裕を持って対応できます。

2024年6月5日水曜日

インド株は面白い!!

昨夜から今日にかけて、保有銘柄がすべて下がり、週初からの含み益は 2,545円 のマイナスとなりました。保有資産は次のようになりました。


モディ首相が率いるインド人民党が、今回の総選挙で過半数に届かなったことでインド株が大暴落し、一部のマスコミはインド経済の危機を煽るような記事を配信しています。

しかし、今回のインド人民党の過半数割れがそれほど大変なことなのでしょうか?

インドの総選挙は5年ごとに行われます。モディ政権は既に10年間続いていて、今回もモディ政権が継続すると3期目に入ります。過去10年間も連立政権だったこともあり、工場用地や鉄道建設用地などの土地収用を容易にする法案や、労働者の解雇を容易にする法案は、現在も成立していません。

外国人投資家は、出口調査の結果だけで、インド人民党が大勝して単独でそれらの重要法案を通せるようになると即断してインド株を大きく買い越したものの、最終的な開票結果でインド人民党の議席が大幅に減少したと知り、パニック的に売ったというのが今回の乱高下の原因です。

モディ首相が連立政権樹立に失敗したら別ですが、そうでない限り、今回の選挙結果が経済政策に大きく影響することはないと思います。上記のような規制改革法案は、簡単に成立するとは誰も思っておらず、それらの法案が通過しないと高度経済成長を持続できないというのは乱暴な議論です。

インドは、多くの国民がまだ貧しく、豊かになることを夢見ています。それらの人々が懸命に働けば、必ず豊かな社会になります。インドには、それを実現するための資本があり、人材がいます。このブログでは、そんなインドに投資をすれば、将来、必ず報われると思って NFインド株 (1678)を買っています。今回の大暴落は、インド株を安く買うチャンスです。慌てて売るなどは、最悪の行為です。

インドはカレーだけじゃありません。
インド株を買っているおかげで、インドのニュースに敏感になります。インドの政治状況を、もっと知りたくなります。インドの経済政策も、もっと知りたくなります。だから投資は面白いのです。インド株には、オルカン一択では味わえない面白さがあります。

2024年6月4日火曜日

インド株が大幅下落

昨夜、ロケット・ラボを3株購入しました。
今日の日本株は小幅に下がりました。
ドル円が 155.6 円まで下がっています。ユーロ円も下がっており、円高の動きです。

ドルに関しては、今週末の米雇用統計と今月の FOMC を見ないことには本腰を入れて動けません。本格的な円高は、もう少し先だと思うのですが、投資の世界はフライング OK ですから、油断は禁物です。今後出てくる経済指標によっては、このまま円高トレンドに入る可能性も十分にあります。

インド株が昼に急落しました。▼4.92% の大幅な下落で、昨日の上昇をすべて失い、さらに下がりました。総選挙の開票作業が始まり、野党が予想以上に健闘しているというニュースに反応したようです。

昨日は、含み益が年初来最高を更新したと言って喜びましたが、今日は含み益が大きく減ってしまいました。


荒い値動きです。米国経済成長の鈍化が意識され始め、短期筋の仕掛けも活発になってきました。今後の経済の動きをしっかりと見極め、冷静に対処したいと思います。

2024年6月3日月曜日

インド株が +3.57% と急騰

米国では、消費鈍化が意識され始めました。利下げが大幅に遅れることはないという期待が膨らみ始めています。

今日の日本株は、TOPIX が +0.93% と上昇しました。
インドでは下院総選挙の投票が締め切られ、明日から開票が始まります。出口調査でモディ首相が率いるインド人民党(BJP)の圧勝が予想され、与党過半数確実との安心感からインド株が大幅に上昇。手持ちの NFインド株 (1678)は、+3.57% と急騰しました。


朝一でロケット・ラボ以外の 3本の ETF を成行買いしたので、保有資産は次のようになりました。今月分の積立金 25,000円の入金も行っています。


含み益は、年初来最高の 18,623円になりました。
利下げが近づくほど、ロケット・ラボの株価は上昇するはずです。7日に発表される米雇用統計の結果、雇用環境が厳しくなっているようだと、利下げ期待が高まり、ロケット・ラボの上昇につながるかもしれません。

そのロケット・ラボですが、15%ルールに従った場合、現在の株価だと今夜は 3株しか買えません。今以上に株価が上がるようだと、2株が限界です。


6 月 1 日に予定されていたロケット・ラボのロケット打ち上げは、液体酸素の温度センサーが異常値を示したため、5日に延期されました。ロケットの打ち上げは成功して当たり前なので、成功したからといって株価が上がるわけではありませんが、それでも打ち上げ成功は嬉しいものです。打ち上げ時間は正午の予定です。

2024年6月1日土曜日

6週連続でプラス

昨夜発表された米 PCE デフレータは、市場の予想どおりでした。利下げ開始時期に関する明確な情報は得られませんでした。今後も、経済指標が発表されるたびに、右往左往する日々が続きそうです。

ロケット・ラボは +0.92% と小幅に上昇しました。それにより、週間利益は 483 円と 6 週連続のプラスになりました。月間利益は 7,728円、年初来利益は 14,696円となりました。


保有資産は、次のようになりました。


現金比率は 77.3% で非常に多いです。今後あるかもしれない米国の景気減速に備えています。儲けるチャンスを逃しているだけなのかどうかは、いずれわかります。

次回の積み立て、および買い付けは、6月3日に行います。現在の価格で購入した場合、ロケット・ラボは、あと 2 株しか買えません。それ以上購入すると、このブログで定めたハイリスク資産の配分比の上限 15%を超えてしまいます。


ロケット・ラボ以外の3銘柄は、既に成行注文を出しました。ロケット・ラボは、3日の夜の状況を見てから購入するかどうかを決めます。


今日、正午にロケット・ラボの打ち上げが予定されており、Toutube でライブ配信されます。いつもどおり、完璧な打ち上げを見せてほしいです。