以来、同じ状況が続いています。これだけ長く高金利が続けば、米国は景気後退に陥るだろうと多くの人が考えましたが、米国経済は現在も強さを保っています。米国の株価は上昇し続けています。その影響で日本の株価も過去最高値付近で推移しています。従来の常識では考えられないことです。
米国のインフレは少しずつ低下していますが、最近は下がり方が小さくなっています。インフレが収まり、インフレ目標の2%程度が見通せる状態になれば、利下げを行うことができます。利下げが行われれば、景気後退の心配はなくなります。しかし、利下げを急ぎすぎるとインフレが再燃する可能性があります。遅れると、景気が腰折れしてしまうかもしれません。米国の中央銀行である FRB は難しい判断を迫られています。
いつ、利下げが始まるのか。利下げ開始まで米国の経済は持ちこたえられるのか。この2つの問いに対する答えが得られないまま、株価は最高値を維持し続けています。
高金利が続いても米国経済が強い理由として、一部の人たちは中立金利の上昇を上げています。中立金利とは、景気を温めることも冷やすことしない金利のことです。政策金利が中立金利を上回っていれば経済政策は引き締め的、下回っていれば緩和的です。中立金利が本当に上昇したのなら、現在の高金利も皆が思っているほど引き締め的ではないということになります。思っているほど引き締め的でないとすれば、急いで利下げする必要はありません。
米国の利下げについては専門家の間でも議論が分かれています。一般投資家が先行きを予想しても意味がありません。一般投資家は、株価が大きく調整する可能性と、調整せずに上がり続ける可能性の両方に対応できるように準備しておくべきです。
現時点の保有資産です。
利益率、TOPOX +8.5%、S&P +7.8%。インド +1.7%、RKLB -10.5%。
想定の範囲内です。
次回は4/1 に買い付けます。
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