2024年3月16日土曜日

利益確定売りで株価が下落

今週は高値警戒感による利益確定売りで日米とも株価が下がりました。
米長期金利は 4.3% を超えてきました。このため、ドル円は 149 円まで円安が進行しました。高金利に弱いロケット・ラボなどの新興株は大きく下がり、今週の週間損益は ▼2,349 円の大幅なマイナスとなりました。現在の保有資産は下図のとおりです。


年初から調子の良かった株式相場ですが、上値が重くなってきたようです。まだ大崩れする雰囲気はありませんが、利益を確定して現金比率を高める動きが出始めています。

米国の金融政策は、難しい段階に差し掛かっています。利下げが早すぎればインフレが再燃する可能性があり、利下げが遅すぎれば景気が腰折れしてしまう危険性があります。インフレが再燃すれば、利下げどころではなくなり、利上げの可能性すら出てきます。もちろん、そうなれば株価は下落します。景気が腰折れしても株価は下落します。

株価下落の可能性は徐々に高くなっています。株価が持ちこたえるには、利下げが開始されると皆が予想している6月までに、期待どおりにインフレが沈静化され、なおかつ景気が腰折れせずに推移することが必要です。

皆が、株価の先行きを心配しているため、市場は少しの悪材料にも敏感に反応しそうです。普通なら無視されるような小さな材料でも、それをきっかけに株価が大きく下落する可能性があります。

このブログでは、これまで買い付けをゆっくりと進めてきました。現在の現金比率は 89.2% と非常に高いです。万一株価が大きく下がれば、そこで安く買い付けて、平均購入単価を下げることができます。

ロケット・ラボが大きく下がったからといって、ここで売る必要はありません。個別株を売るのは、事業が期待どおりに成長する見込みがなくなったときです。金利などの外部要因で下がっているだけなら、いずれは元の成長軌道に戻ります。

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