2024年1月6日土曜日

米国株は乱高下

 昨夜、米雇用統計の結果が発表されました。

それによると、12月の非農業部門雇用者数 21.6万人増 (市場予想17.5万人増)
平均時給 前月比0.4%増 (市場予想0.3%増)
失業率 3.7% (前月 3.7%) でした。

新規雇用者数および平均時給は市場予想を上回り、失業率は低い状態が続いています。
景気後退の兆候はなく、FRB が利下げを急ぐ必要はなさそうです。
雇用統計の結果を受けて早期利下げ期待が後退し、米長期金利が上昇。
ドルが買われ、ドル円は一時 146 円付近まで上昇しました。
米国株は下落しました。

しかし、雇用統計の後に発表された 12月のISM非製造業景気指数は 50.6 で、前月に比べて 2.1ポイントの大幅低下となりました。
米国の景気鈍化が意識され、早期利下げ期待が復活しました。
米長期金利と米国株は大きく下がりました。
ドル円は 144円割れまで一気に 2円近く下がりました。

2 つの指標の強弱がバラバラだったので、昨夜の米国株は乱高下でした。
下図は昨夜のS&Pのチャートです。


米国の利下げが近いのか、そうでないのか、その思惑によって株価が大きく動きます。
しかし、終わってみれば、S&P は +0.18% の小幅上昇でした。市場は、相場の方向を見定めようとしていますが、方向感はまだ出ていないようです。

S&P に連動する ETF である iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)も小幅上昇しているはずですが、この ETF は外国株式と同じように為替の影響を受けます。円高が進めば、この ETF の円価額は下がります。
為替の影響を受けるという点で、この ETF は外国株に分類することにします。
つまり、このブログの現在のポートフォリオは、次のようになります。


投資資金の大半は現金のままです。
株が今後どちらの方向に動くのか、判然としません。ある程度、方向が見通せるようになるまで、今の状態を保つことにします。焦る必要はありません。買うチャンスは必ず来ます。チャンスでしっかりと買えるように、今は現金比率を十分に高めておくこととします。

このブログのポートフォリオの目標は、現金 10%、日本株 40%、外国株 40%、その他 10% くらいかと考えています。徐々に、目標に近づきましょう。

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