米国の CNN が Fear & Greed Index (恐怖と強欲指数)を公開しています。それによると、現在の指数は 77 で Extreme Greed (極度の強欲)です。
皆が欲豚になって、株を買いまくっている状態です。過去の経験則では、この状態が 1~2 ヵ月続くと、株は下落に転じます。
今は、米国および日本の金利動向が焦点です。
1月22-23日に日銀金融政策決定会合が行われ、大規模緩和の継続が決定されました。
政策決定の背景となった展望レポートが公開されているので、ぜひ読んでください。ネット上に溢れているニュース記事などは、その一部を切り取っただけで、大事な部分が抜け落ちている可能性があります。
1月30-31日には米 FOMC (連邦公開市場委員会)が開かれます。結果は、日本時間2月1日午前4時に発表されます。利下げ開始のヒントが得られるのではないかと、市場が注目しています。
現在の米国株は、マグニフィセントセブンと呼ばれる一部の巨大 IT 企業(グーグル、アップル、メタ、アマゾン、マクロソフト、テスラ、エヌビディア)に投資資金が集まり、これらに引きずられるように株価が上昇しています。一方、金利が高いと資金を借りにくくなるので、小規模な企業や新興企業などには資金が来ず、株価は低迷しています。
リスク資産として購入した Rocket Lab (RKLB)は、事業がまだ黒字化していない新興企業です。前出のポートフォリオで TOPIX 連動型 ETF が +2.7%、S&P 連動型 ETF が +4.1 と上昇していますが、RKLB は ▼2.2% の下落です。RKLB が上昇するには、現在 4.139% の米長期金利がせめて 3%台後半に低下する必要があります。
次の FOMC で今年上期の利下げ開始が濃厚になり、年内 3~4 回の利下げが行われることが明確になれば、小型株や新興株の上昇につながるかもしれません。
今年の戦略は、引き続きマグニフィセントセブンに賭けるか、出遅れている中小型成長株の復活に賭けるか、2 つに 1 つです。マグニフィセントセブンが、このまま上がり続けるのか、大きな調整が入るのか、、、誰にもわかりません。
そこで、このブログでは、TOPIX および S&P と連動する ETF を少しずつ買い増しながら、新興企業株も少し買いながら、株価がどう動くのか様子を見ています。
米国の金利が下がると、ドルで借り入れを行っている新興国の企業が元気になります。なので、今後は新興国の株もポートフォリオに含めようと思います。新興国の中でもインド株が特に有望そうに思えるので、次回の買い付けではインドの NIFTY50 指数に連動する ETF「NFインド株ETF (1678)」を買ってみようと思います。
この ETF は、ISS&P500米国株 (1655)と同様に、為替ヘッジなしの外国株ETFです。TOPIX や S&P を上回る運用成績を上げられるかどうか、楽しみです。
年初から快調に上昇してきた日米大型株ですが、今後も上昇が続くとは限りません。気を引き締めて、注意深く買い進めましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿