2024年10月16日水曜日

次回から買い付け額を半分に

オランダの半導体製造装置メーカー ASML の 7-9 月期の受注高が市場予想の半分に落ち込んだため、昨夜、同社株は ▼16.26% の暴落となりました。他の半導体関連銘柄も大きく値を下げ、その影響で今日の日経平均は ▼1.83%、TOPIX は ▼1.21% と大きく下がりました。

株価指数は大幅に下がりましたが、景気に影響されないロケット・ラボは +0.61% の上昇で、10ドルをうかがう日々が続いています。

現時点の保有資産は次のとおりです。


ロケット・ラボ(RKLB)が 2倍以上になり、ISS&P500米国株 (1655)が 8.8% の利益、NFインド株 (1678)とインデックスFTOPIX (1308)が横ばいといった状況です。

10月4日の雇用統計で市場予想を大幅に上回る好調な雇用情勢が発表されて以来、米国の景気減速懸念が吹っ飛んでしまい、米国のダウも S&P も史上最高値を更新するほどの上昇ぶりとなっています。

しかし、市場には警戒感もまだ残っています。あまりにも出来過ぎの 9月の雇用統計には、9~10月に相次いで米国南部州を襲った大型ハリケーン「ヘリーン」および「ミルトン」の影響は反映されていません。10月に発生した米国港湾労働者の大規模ストライキの影響も反映されていません。そして、大統領選挙に伴う臨時雇用の影響も反映されていません。

次回以降の雇用統計にはこれらの影響が反映されるため、9月の統計とは真逆の結果になるかもしれません。10月の雇用統計は 11月1日に発表され、11月の雇用統計は 12月6日に発表されます。これらの雇用統計にはハリケーンやストの影響が反映され、大統領選挙による一時的な雇用増の影響が剥落します。それでも、失業率が増加しなければ、現在の強気相場が崩れることはないでしょう。しかし、失業率が市場予想以上に上昇した場合は、再び景気減速懸念が拡大する可能性が高いです。

これから年末にかけてのリスクに対し、市場は楽観的すぎるのではないかと思います。このブログでは、10日ごとに買い付ける時間的分散投資を行っています。なので、1回あたりの買い付けリスクは小さいですが、リスク回避の練習として、今後の 1 回あたりの買い付け額を少し少なくしてみたいと思います。もちろん、この判断が吉と出るか凶と出るかは、わかりません。

最近は毎回2万円程度買い付けてきましたが、次回 10月21日の買い付け額は、1万円程度に落とそうと思います。11月1日および 12月6日に発表される雇用統計が米国の景気減速を示唆するものでなければ、もとの水準に戻します。


目標構成割合は、年初来の各銘柄の日次変動率に基づいて、リスクパリティとなるように計算しています。ロケット・ラボが倍以上に急騰したため、リスク資産の上限である 15% を上回っていますが、それ以外の 3銘柄は、目標値にかなり近づいてきました。今後も、この方針に沿って買い付けていきたいと思います。

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