相場の流れを決めたのは、米国の金利低下、日本の金利上昇、それに伴う日米金利差の縮小、および米国の景気減速懸念だったように思います。
6月末に 4.756% だった米2年金利は、9月末に 3.643% に低下しました。
10 年金利は、4.400% から 3.783% に低下しました。この結果、6月末には 2年金利の方が高い逆イールドだったのが、9月末には2年金利が10年金利よりも低くなって、逆イールドが解消されました。債券市場が逆イールドの解消に動いたことから、米国の景気に対する不安が急速に高まり、株価は乱高下するようになりました。
0.5% の利下げを好感して、米国株は上昇しています。ただし、上がりすぎた AI 関連株に対しては警戒感が強くなっています。
乱高下した米国市場ですが、悲壮感はありません。株価は史上最高値付近です。米国経済の強さは、まだ続きそうです。今後も、何だかんだと言われつつも、強気が株価を押し上げそうです。
日本株にとっては、日米金利差縮小による円高が気がかりです。ドル円は、この3ヵ月で 10.7% も円高に動きました。しかし、ロケット・ラボの株価は、この3ヵ月で 2倍以上に上昇して円高をはね返しました。
S&P や TOPIX などは、ゆっくりとしか動きません。資産形成も、ゆっくりと進みます。
ロケット・ラボのような新興企業の個別株は、非常に大きく動きます。株価の変動率が大きいので、これはギャンブル資産だという人がいます。近代投資理論では、「変動率が大きい」ことをリスクが高いと言います。リスクを「危険」と考える一般人の認識では、ロケット・ラボは上がる確率が高いのに、なぜリスク資産なのかという疑問が湧いてきます。
9月末の保有資産の表を再掲載します。
このブログを始めてから、まだ 9ヵ月しかたっていませんが、投資の本質が徐々にわかってきたように思います。上の表で、ロケット・ラボがなければ、どうなっていたでしょう。その結果が、いわゆる「安全な投資」です。
それでは億り人にはなれません。貧乏人は、いつまで経っても貧乏人です。貧乏人が金持ちになる方法の 1 つは、ロケット・ラボのようなギャンブル株と言われているような新興企業株に全力投資することです。(金持ちになる方法は、たくさんあります。事業を起こし、その事業に成功するというのが、金持ちになる方法の王道です)。
このブログは、投資の実験場です。いずれ、リスク資産の恐ろしさを体験することになるかもしれません。今は、幸運なことに、順調に進んでいますが、、、
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