2024年7月2日火曜日

NASDAQ ↑ RUSSELL ↓

今年上半期が終了し、昨日から下半期の相場が始まりました。
昨夜、NASDAQ (ナスダック)は +0.83% 上昇し、RUSSELL (ラッセル)は ▼0.84% 下落しました。

NASDAQ と呼ばれるのは一般的に、米国の新興企業向けの株式市場の時価総額上位 100 社で構成される NASDAQ 100 指数を指します。これには、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタ、テスラ、エヌビディアなど世界を代表するビッグ・テックが含まれています。

RUSSELL は、米国を代表する中小型株指数で、米国の株式市場に上場している銘柄の時価総額上位 1001位から3000位までの 2000銘柄で構成される RUSSELL 2000 が有名です。

昨夜の両指数の値動きは、中小型銘柄からビッグ・テックへの資金移動を示しています。投資資金がビッグ・テックに吸い寄せられている現象は、finviz のヒートマップでも確認できます。


時価総額の大きい巨大銘柄が上昇し、その他の銘柄の多くが下落しています。
これは、今年上期に何度も見られた光景です。

昨夜、米長期金利は +1.48% 上昇して 4.46% に達しました。この影響で、金利上昇に弱いとされる中小銘柄から資金が抜け、金利上昇に強いとされる巨大銘柄に流れました。ロケット・ラボは ▼5.42% の大幅下落でした。ドル円も上昇し、現在 161円半ばに達しています。

今週末に 6月の米雇用統計が発表されます。発表に向けて、ビッグ・テックと中小型銘柄の間の綱引きが熱を帯びてきます。多分に投機的な動きです。今後の大きな流れは、利下げ開始の時期と利下げのスピードで決まりますが、ロケット・ラボは経済環境に関係なく、自力で伸びていける銘柄です。経済環境による上げ下げは、あまり気にする必要はありません。

さて、今日の日本株ですが、昨夜の米国市場の流れを引き継いで、大型中心の TOPIX は +1.09% と上昇し、中小型中心の グロース250 は ▼0.41% と低迷しました。

保有資産は、ロケット・ラボが大きく減少したものの、その他の 3銘柄が上昇した結果、全体では横ばいでした。


今週は、7月4日が米国独立記念日、翌5日が雇用統計。その結果によっては、株価が大きく動く可能性があります。ロケット・ラボが下がれば、買い増すチャンスになります。安く買いたい人は、さらに下がってほしいと思っていることでしょう。

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