2024年2月29日木曜日

RKLB 値幅 16% の乱高下

昨夜のロケット・ラボ (RKLB)は、前日終値比 6.2% 安の 4.42 ドルで始まり、開始 15 分で12.7% 安の 4.11 ドルまで売り込まれ、その後怒涛の買いが入って +1.3% の 4.77 ドルとプラス圏に浮上し、その後は再び売られて 2.5% 安の 4.59ドルで引けるという、滅多に見ない乱高下となりました。安値から高値までの差は 16% です。

こういうときにデイトレードで大儲けしたりすると、その快感が忘れられなくなって、デイトレードにのめり込んでいくことになります。私は、デイトレードで勝てる気がしません。短期トレードは、人間より AI のほうが強いのではないでしょうか。


ロケット・ラボが新しく開発している中型ロケット「ニュートロン」の初打ち上げが2024年末に予定されているのですが、それが遅れるという理由を振りかざして、どこかのヘッジファンドが大きく売り込んだのだと思います。

ロケットの開発で最も難しいのはエンジンです。ロケット・ラボも、ニュートロン用に新しいロケットエンジン「アルキメデス」を開発しているのですが、昨年末に行われる予定だったエンジンテストがまだ行われていません。予定が3月か4月にずれ込んだようです。

売り手は、エンジンの開発が大幅に遅れていて、今年末の初打ち上げに間に合わないと騒ぎ、一般投資家の売りを誘っています。一旦下がった後の怒涛の買いは、そうした売り手に対する買い手の反発です。買い手の多くは個人投資家だと思います。

短期狙いの売り手と書い手の大勝負です。中長期投資家は、このようなノイズを気にする必要はありません。たとえロケットの開発が少し遅れても、この会社の未来が大きく変化するわけではありません。加えて、開発の多少の遅れはすでに織り込み済みで、それをネタにして売り込むのは少し無理があるように思います。

3 月 1 日の買い付けですが、ロケット・ラボの株価が落ち着くようなら、今夜予定どおり 4 株買い付けます。再び乱高下するようなら、少し様子を見て判断します。残りの 3 銘柄は、今夜成行買注文します。ロケット・ラボが下がっているので、この下げがチャンスになればと思います。


このブログではハイリスク資産の一例としてロケット・ラボを買っていますが、ロケット・ラボの購入を推奨しているわけではありません。ぜひ、ロケット・ラボ以上の成長期待銘柄を見つけてください。

2024年2月28日水曜日

次回の買い付け計画

大きな経済ニュースはなく、最近の市場は高値横ばいです。
ドル円は 150円半ばで、さらに円安が進みそうです。
注目されているのは、日銀のゼロ金利解除と、米国の利下げ開始です。
ゼロ金利解除は4月、利下げ開始は6月という予想が有力視されています。
両国の金利差が縮小するので、いずれ 1 ドル 135円程度の円高になるというのが市場の共通認識です。ただし、本当にそうなるのかどうかはわかりません。

現在、このブログの保有資産は下のとおりです。


3月1日に新たな買い付けを行います。現在のポートフォリオに問題はないので、次回の買い付けも従来と同じように買うことにします。


上の買い付けシミュレーションによると、ロケット・ラボの配分比は 14.0% と制限の 15% をギリギリ下回ります。

今のところ投資は順調です。この調子で定期的に買い付け、資産を徐々に増やしていきましょう。ただし、今は心地よい風がそよそよと吹いているだけですが、4月以降どうなるかわかりません。絶えず、暴風雨にも耐えられる備えをしておきましょう。

2024年2月24日土曜日

ロケット・ラボが含み損に

今週はロケット・ラボ (RKLB) が大きく値下がりし、▼7.6% の含み損になってしまいました。含み損と言っても ▼868円 なので、金額的には大したことはありません。


インド株もパッとしません。TOPIX と S&P は調子が良いです。
米国や日本の大型株にばかり資金が行き、中小型株や新興国は売られる展開です。

米国経済は依然として強く、雇用環境も悪くありません。
金融当局が利下げを急ぐ必要はまったくありません。
最近は、利下げより、むしろ利上げが必要なのではないかという議論まで出ています。
こうなると、利益の出ていない新興銘柄は苦しいです。

ロケット・ラボの事業は順調に進んでいますが、新しいロケットの開発費が大きく、現在も赤字です。利下げが先送りになると必然的に売られます。
状況が好転するまで、気長に待つしかありません。

2024年2月22日木曜日

日経平均が過去最高値を更新

今日の日経平均の終値は 3万9098円でした。2024年2月22日は、日経平均株価が1989年12月29日につけた過去最高値 3万8915円を 34年ぶりに更新した日として歴史に刻まれることになりました。

しかし、東証グロースの値上がり銘柄数は 187 (33%)、値下がり銘柄数は 339 (60%)で、中小型銘柄には恩恵はありませんでした。日経平均の上昇率は +2.19%、TOPIX の上昇率は +1.27% で、同じ大型株でも日経採用銘柄のみが大きく上昇しました。無理やり上げたという感じが拭えません。

米国でも似たような状況が続いています。
注目されたエヌビディアの売上見通しが予想を上回り、売られた株が買い戻されたため、同社の株価は時間外で大幅に上昇しています。日本の個人投資家の逆張り姿勢に変化がみられるとする記事まで掲載され、株式市場はいよいよバブルっぽくなってきました。

日経が過去最高値を更新したから、あるいは米国の AI 関連企業の株価が爆騰し続けているからと言って、今の状況がバブルで、間もなく暴落するとは限りません。まだまだバブルの序の口で、これからもドンドン上がる可能性もあります。

バブルかもしれないし、バブルでないかもしれません。明日暴落するかもしれないし、今後半年も1年も上がり続けるかもしれません。どちらであっても対応できるように、これまでどおり、リスクを平均化しながら少しずつ積み立てていきましょう。

2024年2月21日水曜日

RKLB を 4.92ドルで購入

昨夜、ロケット・ラボ (RKLB) を 4株購入しました。約定単価は 4.92ドルでした。この銘柄が 5ドル未満なら割安だと思います。


昨夜はエヌビディア (NVDA)の決算発表を前にして利益確定売りが急増し、同社の株価は ▼4.35% 下落しました。この影響で半導体株や新興企業株が下落し、ロケット・ラボも 4.83ドルまで ▼1.23% の下落となってしまいました。現在の保有資産は、次のとおりです。


ロケットの打ち上げに成功したのに株価が上がりません。新型ロケットの開発に成功しない限り、大きく上がることはないのでしょう。

いよいよ、明日の朝 7 時にエヌビディアの決算が発表されます。期待が大きいだけに、よほど良い決算内容でない限り株価は下がる可能性が高いと言われています。日本株にも影響が及ぶかもしれませんが、仕事のある人は株価のことなど気にせずに、仕事に集中してください。

2024年2月20日火曜日

AI ブームはいつまで続く

昨夜は米国が休場だったので、今日の日本株は小幅な値動きでした。
今朝、成行注文で インデックスFTOPIX (1308)、ISS&P500米国株 (1655)、NFインド株 (1678)を買い付けました。保有資産は次のようになりました。


ロケット・ラボ (RKLB)は、今夜 4株買う予定です。

日本時間 22日午前7時にエヌビディアの決算発表が行われます。
同社は、AI クラウドサーバに必要な半導体の製造メーカーで、昨今の AI ブームの恩恵を最も受けている会社です。この会社の決算が、AI ブームが今後も続くのかどうかを占う試金石になるとのことで、大注目されています。

2023年は景気後退に陥るだろうと言われましたが、景気後退どころか、S&P は年間で24.23%も上昇しました。2024年こそ景気後退だと言う人もいましたが、今のところ S&P は年初来約 5% 上昇しています。

株価が一直線に上昇し続けることは歴史上ありません。だからといって、今すぐ下落することもなさそうです。今がバブルなのか、バブルではないのか、残念ながら、後になってみないとわかりません。ちなみに、米国の IT バブルは 1990年代前期から2000年代初期にかけて数年続きました。そして、2000年12月から2002年1月にかけて崩壊。IT 企業が多く含まれていた NASDAQ 指数は、その間に約 80% 値下がりしました。

金利の高い米国では、現金で 4~5% もの利息を受け取れます。このため、多くの投資家が現金を厚くしています。いつでも現金を出動できるので、小さな下落でもすぐに買いが入り、大きくは下がりません。これが今後も続くのかどうかは、誰にもわかりません。

このブログの現在の現金比率は 92.4% です。
株価が大きく下がれば、そのときは大きく買うチャンスです。

2024年2月19日月曜日

明日の買い付け計画

TOPIX は +0.57% と今日も上昇しました。保有資産の利益率は、インデックスFTOPIX (1308) が +7.5%、ISS&P500米国株 (1655) が +6.1%、NFインド株 (1678) が +3.0%、ロケット・ラボ (RKLB) が +4.3% と好調に推移しています。


今のところ急落する気配はありません。
明日の今月 3 回目の買い付けですが、次のように考えています。


例によって、ロケット・ラボ以外は今夜中に成行注文します。
ロケット・ラボは、プレジデントデーのため今夜の米国市場が休日なので、明日買い付けます。ロケット・ラボが開発中のロケットエンジンの燃焼試験が 3月か4月に行われる予定です。これが成功すると株価が大きく上昇する可能性があります。そのため、今のうちに配分比の限界である 15% ギリギリまで買い付けることとします。

なお、昨夜行われたロケット・ラボの打ち上げは 100% 成功でした。打ち上げられた衛星は、日本のアストロスケールの宇宙ゴミ除去衛星です。ロケットや人工衛星は、以前は国家が行っていましたが、現在は多くの民間企業が行っています。ロケット・ラボも、その 1 社です。私は将来有望な企業だと思っていますが、投資判断はあくまでも自分自身で行ってください。このブログは投資の一例を示しているだけで、いかなる銘柄も推奨するものではありません。

2024年2月16日金曜日

日経が過去最高値に肉薄

今日は、日経平均が過去最高値 3万8915.87円 に肉薄しましたが、超えることはできませんでした。ここまで来ると、過去最高値を超えるのは時間の問題という気がします。
世界株高を受けて、手持ち株も調子よく上昇しました。


暴落で肝を冷やしたロケット・ラボ (RKLB)も +4.4% の含み益となりました。
ひとまず安心です。

次の買い付けは 20日の予定です。
S&P も TOPIX も史上最高値付近に達しています。まだ上がると思いますか?
インド株はどうですか? インド経済は上向いていますか?
現在のロケット・ラボの配分率は 13.3% です。上限の 15% まで、あと少しですが、まだ買いますか?

何をどれだけ買うか、休みの間にじっくりと考えましょう。

2024年2月15日木曜日

急落の翌日に +8.11% の急上昇

昨夜の Rocket Lab (RKLB) は +8.11% の急上昇でした。損益がマイナスに沈んでいましたが、一気にプラスに転じました。相変わらずの激しい上下動です。


昨夜の上昇も、米国の利下げ開始に対する思惑が原因です。
昨夜、シカゴ連銀総裁が「利下げは、インフレ2%低下まで待つ必要はない」と発言したことで、再び、早期利下げ期待が高まりました。
利下げだ! それっ、成長株を買え! というわけです。

これだけ激しく株価が上下すると、短期トレーダーは大変です。
大儲けする人もいれば、大損する人もいることでしょう。
しかし、ハイリスク資産の割合を少しだけに抑えている長期投資家は、この程度の乱高下は余裕を持って見ていられます。

株価が動く要因は、経済環境などの外部要因と、当該企業自身の内部要因に分けられます。今回の乱高下は、米国の金利がどうなるかという思惑に基づいた外部要因で、他の企業も同じように乱高下しています。Roket Lab 自体が原因で乱高下しているわけではないので、先行きを心配する必要はまったくありません。

今日の日本株は指数だけ上がりました。東京プライム市場の値上がり銘柄は 505社(30%)、値下がり銘柄は 1106社(66%)で、値下がりが圧倒的に多かったです。しかし、TOPIX は +0.28%、日経平均は +1.21% の上昇でした。多くの銘柄が下がっている中で、一部の銘柄だけが大幅に上昇しています。指数は強いですが、全体を見渡すと、あまり喜べる状況ではありません。

今朝発表された日本の 2023年10-12月期の GDP 成長率は年率 ▼0.4% のマイナスで、これによって 2 期連続のマイナス成長。つまり、景気後退入りとなりました。値下がり銘柄が圧倒的に多かったのは、このためです。景気の先行きには、少し警戒しておいたほうが良さそうです。

2024年2月14日水曜日

Rocket Lab が乱高下

昨日は Rocket Lab が +8.76% 上昇したと言って喜んでいましたが、昨夜は  ▼5.93% 下落してしまいました。ジェットコースターのような乱高下です。このように、大きな値幅で上がったり下がったりするのを「ボラティリティが高い」または「ボラティリティが大きい」と言います。


大きく下がった原因は、昨夜発表された米国の消費者物価指数(CPI)です。市場予想 2.9% に対して、発表された数字が 3.1% と高かったので、早期利下げ期待が後退しました。

3月や4月に利下げが行われるといった甘い期待は裏切られました。高金利が6月ごろまで続く可能性が高まり、高金利に弱い新興企業の株が激しく売られました。ドルは上昇し、ドル円は一気に150円を超えてきました。

Rocket Lab は、赤字会社です。
現在はエレクトロンという小型ロケットを打ち上げています。
今、ニュートロンという中型ロケットを開発中です。
新しいロケットの開発に成功すれば、売上が増える一方で開発費が不要になります。
新しいロケットは今年末または来年上期に初号機が打ち上げられる予定です。
Rocket Lab が黒字になるのは、その後です。
高金利の中で、そんなに長く待っていられないという投資家が増えると株価は下がります。高金利環境では、儲かるか儲からないかわからない株を買うより、確実に金利を稼げる債権を買ったほうが安全確実に資産を増やせるかもしれません。

しかし、夏ごろには米国で利下げが始まる可能性が高いです。
新しいロケットの開発に関して、春先に明るいニュースが出るかもしれません。
Rocket Lab のような会社は、株が上がり始めると爆発的に上がります。
1 つの好材料で 2 倍やそれ以上上がることも珍しくありません。
いずれは期待に応えて大きく花開くと信じ、引き続き、この会社の株を保持したいと思います。

なお、このブログでは、ハイリスク資産として Rocket Lab の株を購入していますが、決して Rocket Lab の購入を推奨しているわけではありません。10倍、あるいはそれ以上の大きな成長が期待できる企業は他にもあるはずです。そんな企業を見つけて、投資してみてください。成長企業への投資こそ、投資の最大の楽しみの 1 つです。

2024年2月13日火曜日

ハイリスク資産は 15%以下に

昨夜、Rocket Lab (RKLB)が +8.76% と大幅に上昇し、株価は 4.72 ドルまで回復しました。米シティグループのアナリストが投資判断を「買い」、目標株価を6ドルとしたことが原因です。昨夜の上昇によって、Rocket Lab の含み損が解消し、若干の含み益となりました。


Rocket Lab は、2月1日に ▼17.0% 大暴落しました。
翌2月2日に下げ止まり、2月3日は +2.39% の上昇、2月4日は +4.67% と上昇し、昨夜 +8.76% の上昇となりました。

これがハイリスク株の値動きです。今回は暴落から7営業日でほぼ回復しましたが、これは非常に運が良かったです。暴落から何日も、何週間も、場合によっては何ヵ月も回復しないことは決して珍しいことではありません。下げ止まらずに、どんどん下がっていくことも多々あります。

ポートフォリオ全体がマイナスに沈んだまま長期間耐えるのは、精神的に辛いです。ですので、このブログではハイリスク資産をポートフォリオの15%以下にすることを推奨しています。しかし、短期間で大きな利益を狙いたい人は、ハイリスク資産の比率を高くする必要があります。その場合は、たとえ大幅なマイナスになっても耐え抜くだけの強靭な精神力が必要になります。私には、そんな精神力はないので、ハイリスク資産の比率が 15%以上になるような買い付けをしないように心掛けています。

2024年2月9日金曜日

今のところ懸念材料なし

昨夜および今朝行った買い付けの結果、保有資産は次のようになりました。


ドル円が 149.40 円と円安が進行していることもあって、TOPIX が大きく崩れる気配はありません。米S&P およびインド Nifty も高値を維持しています。Rocket Lab も底打ちした後、値を戻しており、今のところ懸念材料はありません。

保有資産と同じ内容ですが、現時点のポートフォリオを示しておきます。各資産、計画どおりの配分となっています。


現金比率は 93.9% です。非常に高い現金比率ですが、5月ごろから年末にかけて相場が荒れるかもしれないことを考慮しながら、現在の比率をゆっくりと下げていこうと思います。この考え方が裏目に出ても、利益機会をなくすだけで損するわけではありません。

勝負をかけるのは、米国が利下げを開始して、それに市場がどう反応するかということと、トランプが大統領になることで市場がどう反応するかを見極めてからです。今は勝負すべき時ではないと思うので、急落に備えて現金を可能な限り厚くしておきます。

なお、次回の買い付けは 2月20日の予定です。

2024年2月8日木曜日

今月 2 回目の買い付け

いよいよ、今夜から明日にかけて今月2回目の買い付けを行います。
Rocket Lab は迷うところですが、下に示した過去2年の株価の推移を見る限り、現在の株価は底値付近です。


購入金額もまだ少なく、万一、さらに下がっても投資資産全体に与える影響は小さいので、今回も少しだけ購入することにします。


現在の株価で購入した場合、購入後の Rocket Lab の予想配分比は 11.9% で、リスク資産は 15% 以内というルールには触れません。

メインの TOPIX 連動型 ETF と S&P 連動型 ETF は、ともに約 33% とバランス良くなります。

インド株連動型 ETF は約 20% になり、全体としてバランスの取れたポートフォリオになるのではないでしょうか。

いつものとおり、RKLB は今夜買い付け、残りは明日の朝一で約定するように成り行き注文します。

米国株も日本株も、大型ハイテク株を中心にして上がり続けています。
一部の投資家からは、IT バブルの再来ではないのかとの声も聞かれます。
生成AIが登場して以降、生成 AI 関連企業の株価が何倍にも値上がりしています。それがバブルなのか、バブルでないのかは、後になってみなければわかりません。
今の株価の上昇が、バブルでも、バブルでなくても良いように、慎重に投資を進めていきましょう。

2024年2月6日火曜日

次回の買い付けは2月9日

現在のポートフォリオは次のとおりです。


リスク資産の Rocket Lab (RKLB)以外は順調に推移しています。
Rocket Lab は、転換社債による資金調達をきっかけにして大きく下落しました。

昨夜の米 S&P は ▼0.32% 下落しましたが、RKLB は +2.39% 上昇し 4 ドル台に回復しました。どうやら、下げ止まったようです。リスク資産は大きく上下します。上手に管理しないと大きな損につながります。

持ち株が暴落したときは、決して熱くならず、長期目線で企業の将来性を冷静に見極め、保持するか損切りするかをしっかりと判断する必要があります。

Rocket Lab は、大きく上下しながらも、長期的には大幅に上昇することが期待できるので、このブログでは、きちんとリスク管理しながら今後も保持することにします。短気を起こして底値で売ってしまわないようにしましょう。ただし、持ち続けて損を拡大させてもいけません。先行きの見込みがないのに持ち続けるのは最悪です。下がったまま上がりもしない株を持ち続けることを「塩漬け」といいます。投資資金を塩漬けにするくらいなら、決断よく売ってしまい、より利益が期待できる銘柄に乗り換えることが大切です。

次回の買い付けは 2 月 9 日に行いたいと思います。
何をどれだけ買いましょう。
Rocket Lab はどうしましょう。買った価格に比べたらずいぶん安くなりました。
今が割安で、今後大きく上昇するかもしれません。

インドをはじめとする新興国の企業は、ドルで資金を調達することが多いです。米国の金利が下がると支払利息が減るので、資金を借りやすくなり、景気が良くなります。つまり、米国が金利を下げ始めるとインドの株価が上昇するはずです。
どうします? インド株をさらに買い足しますか?

現金は100万円以上あります。
チマチマ張らずに、ドンと大きく張ってみたいですか?

考える時間は、まだあります。
上のポートフォリオを眺めながら、最善の一手を考えてみてください。

2024年2月2日金曜日

Rocket Lab が大暴落

予想どおり、昨夜 Rocket Lab が暴落しました。
▼17.11% という年に 1 度あるかないかの大暴落です。
手持株は、次のようになりました。


Rocket Lab は ▼19.83% の大幅な含み損になってしまいました。
金額的には 1,165 円の損です。少ししか買っていなかったので、大損には至りませんでしたが、投資金額が膨らんでいたら大変な思いをしなければならないところでした。
投資を始めて約 1 か月、こんなに早く暴落に遭遇できたのはラッキーでした。

これが、ハイリスク株の値動きです。
ハイリスク株は暴れ馬のようなもので、乗りこなすのは大変です。
ハイリスク株を投資資産の 15% 以内に抑えるのは、たとえ暴落に見舞われても資産全体に大きな影響が及ばないようにするためです。

投資の世界では、損切りは重要です。あらかじめ決めた割合以上下落したら、そこで全株を売れという教えです。それによって、致命的な損失を回避できます。
しかし、株価を機械的に判断して損切りするというのはどうかと思います。このブログでは、たとえ20%下がろうが、30%下がろうが、単に株価を見ただけで損切りはしません。

このブログは、長期目線で企業を見ています。その企業の理想を実現できないと判断したら、たとえ株価が上昇していても、全株売ります。しかし、株価がどれだけ下がっても、十分に巻き返せると判断したら、そこで売ったりはしません。もちろん、株を塩漬けにしたりもしません。投資で最もやってはいけないことの 1 つは、底値で売ることです。
今回の資金調達は Roket Lab にとってプラスなのか、マイナスなのか、それを見極めることが重要です。

短期間で億り人を目指す人は、ハイリスク株の比率を高くする必要があります。
しかし、暴落で資産が大きく減ってしまう可能性があります。
資産が大きく減れば、多くの人は冷静でいられなくなります。
そして、さらにリスクを取り、さらに損を増やしてしまうという悪循環に陥ってしまいかねません。損をしても冷静でいるには、リスク資産の割合を小さく保つことが重要です。

さて、Rocket Lab の今回の暴落の理由は、2 億 7500 万ドルの転換社債による資金調達です。転換社債というのは、あらかじめ決められた価格で株を取得(転換)できる権利の付いた社債です。仮に株価が転換価格を上回ったときには、貸し手は株に転換して利益を得ることができます。株価が転換価格を上回らなければ、普通の債券と同じように利息を受け取り、期限が来たら元金が返還されます。

貸し手が転換社債を株に転換するとき、会社は新たな株を発行します。
仮に 4ドルで転換するとすれば、新しく約 7,000万株が発行されることになります。
Rocket Lab の現在の発行済株式数は約 5 億株です。これに 7,000 万株が加わるので、会社の価値が変化しないとすると、1 株あたりの価値は 5/5.7 = 約88% に下がります。
つまり、株主の手持株は 12% 希薄化することになります。
これを心配した投資家が一斉に売りに走ったため、▼17.11% という大暴落になりました。

しかし、転換社債によって調達した資金を有効に使って企業価値が上がれば、株価は上昇します。設備投資を行うとか、他の有望な企業を買収するとか、そういったことで企業が 17% 以上成長すれば、株価は従来の水準を上回り、既存の株主にとっては、今回の転換社債がプラスに働いたということになります。

調達した資金で企業が成長するのであれば、株が大きく下がったからといって落胆することはありません。今後は、調達した資金が何に使われ、それによって企業業績がどのように向上するかを、注意深く観察する必要があります。

なお、株が暴落したときは買いのチャンスかもしれませんが、さらに下がる可能性もあるので、10 日ごとの買い付けペースを守りましょう。

2024年2月1日木曜日

下がるのは大いに歓迎

予定どおりに買い付けました。結果は、次のとおりです。


これで、ポートフォリオの骨格ができてきました。
現在は、バランス型のポートフォリオです。極端に大きな儲けは期待できませんが、極端に大きな損をする可能性も小さいです。

しかし、たとえば、20歳代で投資を始め、40歳代で 1 億円に増やして仕事を辞め、その後は仕事に縛られない生活をしたいと考えている人がいるかもしれません。
そんな人には、Rocket Lab のようなハイリスク株の比率を大きく上げて、あとは運を天に任せるという方法もあります。
ハイリスク資産の比率を大きく上げる、または全部をハイリスク資産にしたときには、守らなければならないルールがあります。それは「再起不能になるような負け方を絶対にしない」ことです。

さて、米国の FOMC は予想どおりの結果でしたが、今にも利下げがあるんじゃないかと期待して先走っていた投資家がポジションを巻き戻し、米国株は大きく下落しました。特に、中小型株はひどく売られました。

さらに悪いことに、今朝、Rocket Lab が 2 億 7500 万ドルの転換社債を発行して資金調達するというニュースが出て、時間外で暴落しています。
赤字企業が巨額の資金調達ということは、会社経営がやばいんじゃないの? と早合点する人もいて、そういう人が売っているんじゃないかと思います。または、そういう人の売りを誘おうとするヘッジファンドが売り浴びせているんじゃないかと思います。
しかし、同じ資金調達でも、たとえば設備投資とか、企業買収とか、そういう前向きの投資なら、株を売る理由にはなりません。
とはいえ、まだ調達した資金を何に使うか発表されていない以上、今夜の取引が始まったら、RKLB 株は大きく下がるかもしれません。残念ですが、昨夜買ったのは運が悪かったです。もう 1 日待てば、この暴落にはひっかからなかったのですが、さすがに、そこまでは読めませんでした。

今後も米国の利下げ期待が先行し、FOMC のたびに裏切られ、その都度株が下がることが予想されます。これからの投資環境は厳しくなりそうです。
しかし、株が下がるのは悪いことじゃありません。株が下がって割安になれば、それは大きく買うチャンスでもあります。現金比率 95%。下がるのは、大いに歓迎です。