2024年2月15日木曜日

急落の翌日に +8.11% の急上昇

昨夜の Rocket Lab (RKLB) は +8.11% の急上昇でした。損益がマイナスに沈んでいましたが、一気にプラスに転じました。相変わらずの激しい上下動です。


昨夜の上昇も、米国の利下げ開始に対する思惑が原因です。
昨夜、シカゴ連銀総裁が「利下げは、インフレ2%低下まで待つ必要はない」と発言したことで、再び、早期利下げ期待が高まりました。
利下げだ! それっ、成長株を買え! というわけです。

これだけ激しく株価が上下すると、短期トレーダーは大変です。
大儲けする人もいれば、大損する人もいることでしょう。
しかし、ハイリスク資産の割合を少しだけに抑えている長期投資家は、この程度の乱高下は余裕を持って見ていられます。

株価が動く要因は、経済環境などの外部要因と、当該企業自身の内部要因に分けられます。今回の乱高下は、米国の金利がどうなるかという思惑に基づいた外部要因で、他の企業も同じように乱高下しています。Roket Lab 自体が原因で乱高下しているわけではないので、先行きを心配する必要はまったくありません。

今日の日本株は指数だけ上がりました。東京プライム市場の値上がり銘柄は 505社(30%)、値下がり銘柄は 1106社(66%)で、値下がりが圧倒的に多かったです。しかし、TOPIX は +0.28%、日経平均は +1.21% の上昇でした。多くの銘柄が下がっている中で、一部の銘柄だけが大幅に上昇しています。指数は強いですが、全体を見渡すと、あまり喜べる状況ではありません。

今朝発表された日本の 2023年10-12月期の GDP 成長率は年率 ▼0.4% のマイナスで、これによって 2 期連続のマイナス成長。つまり、景気後退入りとなりました。値下がり銘柄が圧倒的に多かったのは、このためです。景気の先行きには、少し警戒しておいたほうが良さそうです。

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