2024年8月31日土曜日

リスクパリティの計算方法

リスクパリティとは、各銘柄のリスク量(金額)が均等(パリティ)になるように保有資産を構成することです。たとえば A と B、2つの銘柄を保有していて、A のリスク率が 0.1、B のリスク率が 0.2 だとした場合、A を 10,000円分保有しているとリスク量は 10,000円 × 0.1 = 1,000円、B を 5,000円分保有しているとリスク量は 5,000円 × 0.2 = 1,000円 となって、両者が等しくなります。

つまり、A と B の保有金額比を、A と B のリスク率の逆数の比にしてやると、両者のリスク量が等しくなります。上の例に当てはめると、計算式は A:B = 1 ÷ 0.1 : 1 ÷ 0.2 = 10:5 = 2:1 となります。資産構成比率は A が 2 ÷ (1 + 2) × 100 = 66.7%、B が 1 ÷ (1 + 3) × 100 = 33.3% です。

このブログでは4銘柄を保有しているので、それらのリスクパリティの構成割合を計算してみます。計算には、日々の値動きの直近3ヵ月の平均標準偏差を使用します。各銘柄の値動きの直近3ヵ月の標準偏差は次のとおりです。日々の値動きの標準偏差の計算方法については、「値動きの平均とばらつき」を参照してください。


それぞれの標準偏差の3ヵ月平均の逆数の比率でポートフォリオを構成するとリスクパリティになるので、まず、それぞれの逆数を求めます。
  • インデックスFTOPIX (1308) = 1 ÷ 2.02 = 0.50
  • ISS&P500米国株 (1655) = 1 ÷ 1.42 = 0.70
  • NFインド株 (1678) = 1 ÷ 1.72 = 0.58
  • ロケット・ラボ (RKLB) = 1 ÷ 4.23 = 0.24
各銘柄の逆数の総和は 2.02 なので、それぞれの構成パーセンテージは次のようになります。
  • インデックスFTOPIX (1308) = 0.50 ÷ 2.02 × 100 = 24.6
  • ISS&P500米国株 (1655) = 0.70 ÷ 2.02 × 100 = 34.9
  • NFインド株 (1678) = 0.58 ÷ 2.02 × 100 = 28.8
  • ロケット・ラボ (RKLB) = 0.24 ÷ 2.02 × 100 = 11.7
現在の構成割合との比較を示します。RP はリスクパリティの略です。


現在の各銘柄のリスク率に対して、インデックスFTOPIX (1308)とロケット・ラボ (RKLB)の構成割合が多すぎるので、今後はそれらの購入を抑え、他の2銘柄、ISS&P500米国株 (1655)と NFインド株 (1678)を積極的に購入することにします。

リスクパリティによるポートフォリオの構成は、米国のノーベル賞経済学者ハリー・マーコウィッツ博士の「現代ポートフォリオ理論」で示された投資戦略で、多くのヘッジファンドや機関投資家が採用しています。しかし、なぜこの戦略が良いのかについては、明確な根拠はありません。この理論が現実の株価にも適用できると証明されたわけではありませんが、こうすることで良い成績があげられることが経験的に知られています。

ただし、最も儲かっているロケット・ラボをこれ以上買わないことに対して、直感的に違和感を感じるかもしれません。上がる株は益々上がる、上がらない株はいつまでたっても上がらない。よく知られた経験則です。上がっている株を買い、上がらない株は買わないというトレンドフォロー戦略もあります。

このブログでは、リスクパリティ戦略を基本にしながら、他の戦略も加味してポートフォリオを構成していきたいと思っています。なお、今回は直近3ヵ月間の株価のばらつきからリスクを計算しましたが、長期投資ではもう少し長い期間からリスクを計算したほうが良いかもしれません。

リスクパリティ戦略のデメリットや、リスク計算のベースとなる計算期間については、後日考察したいと思います。

【9月2日追記】
上記の計算方法では、1ヵ月ごとの標準偏差の3ヵ月平均からRP構成割合を計算していますが、直近の3ヵ月間の日々の値動きから直接標準偏差を求める方式に変更します。過去6ヵ月についても計算してみましたが、3ヵ月と6ヵ月の間に大きな差はありませんでした。なので、今後は過去3ヵ月間の値動きの標準偏差から計算したRP構成割合を使用することにします。

週間、月間とも利益はマイナス

8月相場が終わりました。
日銀の予想外の利上げによる大暴落に始まり、米国の利下げを睨んでの円高進行、米国の景気減速懸念、米ハイテク銘柄に対する買われ過ぎ懸念の広がりなどで、株価が乱高下した1か月でした。

今週の週間利益は ▼5,297円のマイナス、月間利益は ▼736円のマイナスでした。保有資産は、次のようになりました。


米国の景気減速懸念および日銀の利上げによって、全保有銘柄が暴落しました。その後、ロケット・ラボの好決算および燃焼試験成功のニュースで同社株が大幅に上昇した結果、年初来利益(配当・分配金を含む)は 2万3323円まで回復しました。


それぞれの保有銘柄の年初を100としたときの値動きは次のとおりです。


ロケット・ラボは、先週の大幅上昇の反動で、今週は下がりました。
今月は株価が乱高下した結果、日々の値動きの平均(リターン)と標準偏差(リスク)は次のようになりました。


ロケット・ラボ以外のリターン(値動きの平均)はマイナスになりました。4銘柄とも、リスク(値動きの標準偏差)は大きくなりました。

次回の 9月2日の買い付けは、次のように行います。下の表の一番右の列の「RP」はリスクパリティの略です。買い付けは、RP に示された構成割合に近付くように行います。リスクパリティについては、次回の投稿で詳しく説明します。


リスクパリティに近づけるために、目標値より大きな割合の銘柄を売り、小さな割合の銘柄を買うという方法もあります。むしろ、それが普通ですが、このブログでは投資資金として毎月 2.5 万円を積み立てる一方で、積み立てられた投資資金を使用して 10日に1回の割合で買い付けを行っています。なので、銘柄の売買で構成割合を調整するのではなく、毎回の買い付け数量によって徐々に調整することにします。

2024年8月27日火曜日

米国株は史上最高値の勢い

先週急騰したロケット・ラボは、利益確定の売りが出て、昨夜は ▼3.16% の下落となりました。7ドル手前の抵抗帯を抜けられるかどうかが今後の注目点です。ここを抜ければ、10ドルが見えてきそうです。

米国株は昨夜、1か月半ぶりに DOW が史上最高値を更新しました。S&P も最高値を狙う勢いです。一時期に比べると円高が進んでいて、米国株は不利なはずですが、保有資産のうち TOPIX 連動型 ETF の インデックスFTOPIX (1308)は含み損、ISS&P500米国株 (1655)は含み益で、米国株の調子の良さが現れています。


今月は、株価のボラティリティ(変動幅のこと、リスクと同義)が大きくなりました。仮計算ですが、インデックスFTOPIX (1308) の前日比の標準偏差の 1~7月の平均は 0.95 でしたが、8月は 4.51に上昇しました。同様に、ISS&P500米国株 (1655) は 0.77 から 2.94 に、NFインド株 (1678) は 0.91 から 2.98 に、ロケット・ラボ (RKLB) は 3.22 から 6.33 に上昇しました。

分散投資には、リスク・パリティという考え方があります。各資産のリスクが等しくなるように保有割合を調整すると好結果が得られるという考え方です。

今月が終わったら、夏相場が終了して秋相場に入ります。秋相場を乗り切るために、リスク・パリティの考え方に基づいて資産の保有割合を調整したいと思います。詳しくは、31日か 9月 1日に計算し、結果を 9月2日の次回買い付けから反映したいと思います。

2024年8月24日土曜日

年初来利益が 28,623円に

今週は、ロケット・ラボが大きく上昇しました。ロケット・ラボの大幅上昇は2週連続です。それ以外の3銘柄は横ばいでした。

米国株はドルベースでは暴落前の水準に回復しましたが、円高が進んでいるので、円換算するとあまり回復しているようには見えません。


保有資産は次のようになりました。


今週の週間利益は 1,237円、年初来利益は 28,623円 (含み益 26,850円、配当/分配益 1,773円)です。


ロケット・ラボの株価は年初から 28.9% 上昇しました。
含み益は 48.6%となりました。
この株は、上がるときは大きく上がり、下がるときは大きく下がります。
文字どおりのハイリスク・ハイリターンです。

保有資産にも円高の影響がじわりと出てきました。
しかし、為替ヘッジをしなければならないほどの円高になるとは思えません。
今は、米国の利下げペースも日本の利上げペースも大きく織り込まれすぎているように思います。米国の利下げペースが思ったほど急でないことがわかり、日本の利上げペースが思った以上にゆっくりだとわかると、再び円安方向に振れる可能性があります。
目先の動きにとらわれすぎずに、もう少し成り行きを見ることにしましょう。

保有資産の配分ですが、日本株を少し減らし、インド株を少し多くする方向で今後の買い付けを行おうと思います。ロケット・ラボは、今の保有比率で良いと思います。

8月もあと1週間。波乱なく終わってほしいです。

2024年8月20日火曜日

米国株も日本株も上昇

昨夜の米国株も今日の日本株も上昇しました。ドル円は 147.2円で落ち着きました。円高が一服し、市場の緊張はかなり和らいだようです。

成行注文した 3銘柄は、予定どおりに約定しました。保有資産は、次のようになりました。


ロケット・ラボの連夜の爆騰に助けられています。昨夜も +9.60% の上昇でした。
今回のロケット・ラボの上昇は、他の銘柄と同じように上昇しているのではなく、ロケット・ラボ独自の材料で上昇しています。新しいロケットエンジン「アルキメデス」の燃焼試験に成功し、新型ロケット「ニュートロン」の開発遅延リスクが大幅に後退したことで、安心して買えるようになりました。
今回の上昇は本物で、中長期投資家の腰の入った買いによる上昇だと思います。

ロケット・ラボの株価が安定的に 5ドルを上回るようになると、株価が 5ドルを下回るようなボロ株を買ってはいけないという規則を採用しているファンドも買えるようになります。株価の大幅上昇が続くと、話題にもなり、より多くの投資家がロケット・ラボに注目するようになります。

テクニカル的には、2023年7月19日に記録した前回の高値 8.05ドル付近が強い抵抗帯になります。今後は、安定的に 8ドル台に乗せることができるかどうかが試されます。

2024年8月19日月曜日

ドル円が突然の大幅下落

明確な理由もなく、今日の昼過ぎからドル円が 147.5円付近から 145.5 円付近まで大幅に下落しました。これに合わせて日本株も、日経平均 ▼1.77%、TOPIX ▼1.40% の下落となりました。

保有銘柄は、インデックスFTOPIX (1308) ▼1.31%、ISS&P500米国株 (1655) ▼2.47%、NFインド株 (1678) ▼1.21% と、いずれも下落しました。保有資産は、次のようになりました。


次回の買い付けは、インド株の割合を少し増やして、次のようにします。ロケット・ラボは、保有割合が 17.5% と上限の 15% を超えているので、今回は見送ります。


明日の朝に約定するように成行注文しました。


米国の利下げ、日本の利上げ、米国の景気など、先行きが混沌としています。そんな中で、22 ~ 24日に、主要中央銀行の首脳や経済学者による経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催されます。米国のパウエル議長がどんな話しをするかに注目が集まっています。ほんの些細なことにも、株価が大きく反応する可能性があります。

2024年8月17日土曜日

RKLB が連夜の爆騰

ロケット・ラボ(RKLB)が、15日の  +12.55% に続いて、昨夜も +12.52% と爆騰し、終値ベースで 6ドル台に乗せました。終値ベースでの 6ドル台は、 昨年9月11日以来 11ヵ月ぶりです。

年初を 100 としたときの保有銘柄の価格の推移は、次のとおりです。


ロケット・ラボは、大きく下がった時に買った分の利益が大きく、利益率は 43.2% になりました。


ロケット・ラボの急騰で今週の利益は 32,176円となり、年初来利益は 27,383円と大幅に回復しました。


波乱の 8月は、まだ半分しか終わっていません。今週は、ロケット・ラボの爆騰のおかげで保有資産の利益は大きく回復しましたが、米国の景気後退懸念が完全に払拭されたわけではありません。さまざまな経済指標が発表されるたびに、株価が乱高下する状態が、この先も続くと考えておいたほうが良さそうです。

2024年8月16日金曜日

暴落前の株価水準に回復

昨夜発表された7月の米小売売上高が予想を上回って堅調だったため、米国景気が悪化するのではないかという懸念が大幅に後退しました。景気悪化によって米国が大幅な利下げに追い込まれる可能性が小さくなったため、米国の金利が上昇し、ドル円は 149円付近まで上昇しました。

市場に安心感が広がり、売られていた株が買い戻されました。ロケット・ラボは +12.55% と急騰し、株価は 5.83ドルに達しました。ロケット・ラボの今年1月2日の始値である 5.45ドルをやっと超えました。途中、3ドル台に落ちることもありましたが、底値でしっかりと買えたので、今はそれが含み益となっています。

今日の日本株も、日経平均 +3.64%、TOPIX +2.99%、グロース250 +2.76% と大幅に上昇し、ようやく日銀の利上げに端を発した8月暴落前の水準に回復しました。回復に 2~3か月かかるのではないかと心配しましたが、わずか半月での回復でした。米国景気の力強さを改めて感じました。

保有資産は、次のようになりました。米国株とロケット・ラボが含み益、TOPIX とインド株が含み損です。やっぱり、アメリカは強いなぁという感じです。


インデックスFTOPIX (1308)の分配金がやっと入金されました。分配金は 2,108円、税額(427円)、受取金額 1,682円です。NISA 口座を利用している場合は、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」としておくと非課税になります。

ロケット・ラボは、時間外取引で 6ドル台に上昇しています。もう、3ドル台や 4ドル台の安値では買えません。これから、この会社がどんなふうに育っていくか、長い目で見守りましょう。

2024年8月14日水曜日

RKLB が理由なく下落

昨夜、取引開始直後に ロケット・ラボ(RKLB)が ▼5%以上も下落しました。引け際に買い戻されて、▼2.97% の下落で終了しましたが、燃焼試験成功による大幅上昇を見込んでいただけにショックです。

先日の決算発表では、売上が前年同期比 70%増になったことが発表され、開発中の新型ロケットに搭載されるアルキメデスエンジンの燃焼試験が成功したことが明らかにされました。悪い材料は何一つありません。

悪材料が何一つ見当たらないのに株価が下がるこのは、珍しいことではありません。特に、個別株では頻繁に起こります。突然現金が必要になったとか、利益を確定して他の銘柄に乗り換えたとか、何かの理由で大口投資家が大量に株を売ったと思われます。

いかにも上がりそうな場面で、期待に反して大きく下落すると、不安になったり、腹立たしい気分になります。そんなときこそ、冷静になる必要があります。落ち着いてロケット・ラボの事業の進み具合を見直し、トラブルが発生していないかどうかを点検してみましょう。下がるような理由が見当たらなければ、いずれは大きく上がると信じてゆったりと構えていればよいのです。

こんなときに、最もやってはいけないことは、他の急上昇している銘柄に心を動かされることです。たとえば、ロケット・ラボと同じ宇宙関連企業で、人工衛星とスマホとの直接通信を目指している ASTスペースモバイル(ASTS)という会社があります。4月に 2ドルだった株が、現在は20ドルを超えています。半年足らずの間に株価が 10倍になりました。


正直、羨ましいです。しかし、今、ロケット・ラボを売って、ASTスペースモバイルに乗り換えるという選択肢はありません。次に10倍になる株はロケット・ラボです。ASTスペースモバイルではありません。

個別株には、テンバガーと言って、株価が 10倍以上に上昇する銘柄がたまに現れます。テンバガー候補を探すのは、投資の楽しみの 1つです。時間のある時に、次のテンバガー候補を探してみてはいかがでしょう。

さて、今日は 11時前に岸田総理の総裁選不出馬のニュースが伝わり、一時的に円高に振れるとともに株価が下がりましたが、引けにかけて値を戻しました。

保有資産は、ロケット・ラボの値下がり分を他の銘柄が吸収し、ほとんど横ばいの推移となりました。


再び ▼126円 の含み損になりました。一進一退です。
思うようにザクザクとは儲かりません。投資は我慢です。
「辛抱する木に金がなる」を肝に銘じて、一歩ずつ進みましょう。

2024年8月13日火曜日

年初来利益がプラスに

今日は TOPIX が +2.83% と大きく上昇しました。
ドル円が 147円代後半と円安に振れています。
市場に安心感が広がっているようです。

保有資産は次のようになりました。



含み益は 570円とプラスに転じました。一時は ▼3万円を超える含み損になって肝を冷やしましたが、どうにか含み益になるところまで回復してきました。とは言っても、ロケット・ラボ以外の 3銘柄は、まだ含み損状態です。

日銀の利上げに端を発した円安は、ひとまず収まったようです。今回の市場の混乱で、日銀も、日銀に圧力を加えた自民党幹部も、よこしまな理由で利上げをしてはいけないということがよくわかったことだと思います。これで今後、日銀は利上げをしにくくなりました。ドル円は再び 150円を目指す展開になりそうです。

米国株の下落は止まりましたが、米国経済が悪化するのではないかという市場の不安は消えていません。今後発表される経済指標に振り回される日々が続きそうです。

2024年8月10日土曜日

週間利益は ▼3,451円

昨夜、ロケット・ラボが +12.58% と爆騰しました。そのおかげで、含み損がずいぶん少なくなりました。分散投資の効果に感謝です。


今週の週間利益は ▼3,451円となりました。年初来利益は ▼4,793円のマイナスです。


各銘柄の値動きは、次のとおりです。日本の TOPIX に連動するインデックスFTOPIX (1308)のパフォーマンスが悪いです。インデックスFTOPIX (1308)の含み損は ▼1万円を超えています。


日米印の主要株価指数に連動する 3本の ETF は、すべて下落しました。ロケット・ラボのみが、アルキメデスエンジンの燃焼試験成功の発表を受けて大幅に上昇しました。

日銀の利上げによる円高は 146~147円台で一服したようです。しかし、安心はできません。世界で緊張が高まると 146割れから、一段と円高になる可能性があります。

米国の IT バブル崩壊も、もう少し回復したところで大規模な売りが発生する可能性があります。今後、株価が順調に回復すると考えるのは、甘いかもしれません。

ロケット・ラボは 1日違いで高く買ってしまいましたが、今の 5ドル台の株価はまだ割安だと思います。何年か先には、20ドルを超えてくるのではないかと期待しています(ハイリスク銘柄は、一歩間違えば買った株が紙くずになってしまう危険性もあります。投資は他人の言う事を鵜呑みにするのではなく、自分の判断に基づいて行ってください)。

2024年8月9日金曜日

今夜 RKLB を買い増し

昨夜、3銘柄を成行注文し、今朝約定されました。
今日は高く寄ったので、新たに買った分については若干の損になりました。
連休前に売りが出ることは予想できていたのに残念。
相場に張り付いて値動きを監視しているわけではないので仕方ありません。

今朝、ロケット・ラボ(RKLB)の決算発表がありました。
予想どおりの決算内容で、事業は順調に推移しています。
同時に、開発中のアルキメデスエンジンの高温燃焼試験に成功したという発表がありました。これは、大きなニュースです。既に、時間外取引で株価が約 10% 上昇しています。

今夜、予定どおりにロケット・ラボを 6株買い増します。


アルキメデスエンジンの燃焼試験に成功したということは、ロケット開発の最大の難所を越えたということです。来年中頃に予定されている新しい中型ロケット「ニュートロン」の初打ち上げが、より確実になりました。ロケット・ラボの営業活動が本格化し、今後は衛星打ち上げ契約のニュースが出てくるはずです。そのたびに株価は上昇します。安く買えるのは、今夜が最後かもしれません(もちろん、今以上に下がるかもしれません)。

国内銘柄を成行注文

今以上に大きく下がる可能性は低いと考えて、明日の朝一で約定するように国内 3銘柄を成行注文しました。


ただし、連休前なので、明日の引けにかけて売られるかもしれません。
ロケット・ラボの決算発表は今夜の取引終了後です。今回の決算発表では、目新しいニュースはなさそうです。


ロケット・ラボの買い付けは、明日の夜に行いたいと思います。

2024年8月7日水曜日

含み損が ▼8,641円に回復

日銀の日銀の内田真一副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言したことを受けて、株高円安となりました。
しかし、引けにかけて売られており、あまり強い反発という印象ではありませんでした。
昨夜の米国株も引けにかけて売られており、まだ損切りの売りや、やれやれの売りが出てきそうです。上値はまだ重いかもしれませんが、米国が景気後退に陥る兆候は見当たらないので、株価は今以上に大きく下がることはなさそうです。

保有資産は、含み損が ▼8,641円に回復しました。


ロケット・ラボの決算発表が 8月8日の取引終了後に行われます。株価が動きくかもしれませんが、今の株価水準は割安なので、今の株価が大きく変わらなければ、次回の買い付けでは 6株を購入することにしたいと思います。それ以外の3銘柄は、通常ペースの購入予定です。


損益が年初来でマイナスです。双六だったら「振り出しに戻る」です。
また一からやり直しですが、保有現金が手厚いため、新たにポジションを調整して現金を作る必要はありません。このまま、これまでと同じように、10日に1度のペースで少量ずつ買い付ける時間的分散投資を続けましょう。

2024年8月6日火曜日

日本株が自律反発で大幅高

昨夜の米S&Pは ▼2.99% と下がりましたが、今日の TOPIX は +8.52% と大幅に上昇しました。暴落後の自律反発です。

保有資産の含み損は、昨日の ▼33,662円から ▼18,236円に、+15,426円改善しました。1 日の動きとしては、ビックリの大きさです。


今日の日本株の大幅上昇が底打ちのサインだったら良いのですが、本当に底打ちしたのかどうかは、今夜の米国株の動きを見ないことにはわかりません。今回の大暴落の震源地は米国です。米国の失業率が 4.3% に上昇したことから米国の景気後退懸念が一気に高まりました。

昨日発表された米 ISM 非製造業指数が 51.4 と前月の 48.8 から改善したことで安心感が広がり、米国市場は少し落ち着きを取り戻したようです。

米国の利下げは、まだ始まっていません。利下げが始まると、人を不安に落とし入れて儲けようとする連中が、やれ景気後退だ何だと言って騒ぎ立てる可能性があります。今回の暴落は、その序章です。米国株の乱高下は、これからが本番です。今回の大暴落が短期間で回復しても安心するのは禁物です。

次回の買い付けでは、状況を見ながら、いつもどおりに買うか、いつもより多く買うか、購入銘柄の配分を変えるか、変えないかを考えたいと思います。

2024年8月5日月曜日

日本株が弱気相場入り

日経平均が ▼12.40%、TOPIX が ▼12.23% 安で、日本株大暴落となりました。
日銀には、本当に利上げする必要があったのか! をよ~く考えていただきたいと思います(8月8日に公開される前回の日銀会合での「主な意見」が楽しみ)。日銀に利上げ圧力をかけた河野デジタル相と茂木自民党幹事長には、己のバカさ加減を十分に反省していただきたいと思います。


パニック相場です。手持ち資産は全部売れとばかりに、何でもかんでも売られました。東証プライム市場の値上がりはわずかに 14銘柄(0%)で、変わらずが 7銘柄(0%)、値下がりは 1625銘柄(98%)に達しました。ちょっと記憶にない全面安です。愚かなコンピュータが一斉に売りの指示を出したのだと思いますが、日本株は直近のピークから 20% 以上の下落となり、弱気相場に入ってしまいました。

8 月に入ってからの保有銘柄は、インデックスFTOPIX (1308) が ▼20.29%、ISS&P500米国株 (1655) が ▼11.56%、NFインド株 (1678) が ▼12.81% で、今夜のロケット・ラボがどうなるか心配です。

しかし、このブログの投資ルールにも書いてあるように「仕事中は投資のことを完全に忘れる (仕事中に株価を見ちゃダメ)」です。株価が気になって仕事が手につかないなら、今すぐ投資をやめてください。このブログでは、精神的に負担になるほど大きなリスクはとっていないはずです。株が下がって心配で仕方ないという場合は、大きなリスクを取りすぎている可能性があります。持ち高を減らすなどして、リスクを軽減する必要があります。

保有資産は、次のようになりました。


ロケット・ラボ以外の 3銘柄は含み損となりました。
全体では 3万3662円の損失です。
年初に投資を始めた人の何人かは、今回の大暴落で投資をやめてしまうかもしれません。持っている現金をすべて株式に投じてしまっている場合は、なおさらです。

このブログでは、下がった時に安く買えるように、現金比率を高く保持してきました。ですので、今回のように大きく下がったときは安く買うチャンスです。

大損した投資家が大勢いるはずです。損を埋めるために、利益の出ている銘柄を売ってくるので、株価の下落はもう少し続きそうです。そろそろ反発しそうだなどと、安易に考えるのは危険です。軽率に動かず、株価がどこまで下がるか、円高がどこまで進むか、冷静に見届けましょう。

2024年8月3日土曜日

日本株が調整相場入り

昨夜のロケット・ラボは、ロケットの打ち上げに成功したのに ▼3.02% と下落しました。5営業日連続の下落で、この間の下落率は ▼10.93% となりました。

年初を 100 としたときの、手持ち 4銘柄の株価の推移は次のとおりです。



インデックスFTOPIX (1308)のパフォーマンスの悪さが際立っています。
日本株の代表的指数である TOPIX の場合、直近の高値である 7月11日の終値 2929.17ポイントに対する下落率は ▼13.4% です。直近の高値から 10% 以上下落すると「調整相場」と呼ばれます。日本株は、警戒すべき水準となっています。

米国株とインド株も下がってはいますが、日本株ほどではありません。S&P の直近の高値からの下落率は ▼5.7%、Nifty 50 に至っては 8月1日に史上最高値を記録し、8月2日の下落率は ▼1.25% です。手持ちの ETF、ISS&P500米国株 (1655) と NFインド株 (1678) は、円高の影響を受けているので、原指数よりも下落率が大きく現れていますが、米国株はさほど心配する必要はなく、インド株に至っては、足下も上昇基調です。

米国株の下落は、景気後退懸念が原因です。実際に景気が後退するかどうかはわかりません。今後の経済指標次第では、景気後退懸念が払拭されるかもしれません。

保有資産の週間利益は ▼23,269円の爆損でした。年初来利益は、1,342円の含み損になってしまいました。


週間利益は 3週連続のマイナスで、週を追ってマイナス幅が大きくなっています。日銀の利上げ決定と、それに伴う円高の影響が大きく出ています。

保有資産は、次のようになりました。


含み益が消えてしまい、これなら投資などしなかった方が良かったという状態です。今年から株を始めた人にとっては、初めての試練です。含み益がなくなったと言ってガッカリするか、これは買いのチャンスだと考えるかで、将来の収益が大きく違ってきます。

次回の買い付けは、来週末の9日か、連休明けの13日に行います。どちらに行うかは、市場の成り行きを見て決めます。今回の調整が短期に終わるようなら9日、長引くようなら13日です。

先行きを予想しても当たらないので、予想はやめておきましょう。当たらない予想に基づいて売買しても、損をするだけです。それよりも、市場の動きをしっかりと見極め、その動きに合わせて、ゆっくりと売買しましょう。市場が急変したときは、それに振り回されず、市場が落ち着くまで大人しく見守るのが吉です。焦って売り買いしても、ロクな事になりません。ましてや、この急変に乗じて儲けてやろうなどと考えるのは論外です。

足下で猛烈に進んでいる円高ですが、これが今後どう動くかなど、誰にもわかりません。わかるという人がいるなら、その人には FX を勧めます。きっと短期間で億り人になれることでしょう。

2024年8月2日金曜日

日本株が記録に残る大暴落

日経平均 ▼5.81%、TOPIX ▼6.14% と日本株が記録に残る大暴落となりました。
これが、日銀の意味不明な利上げに対する市場の反応です。
保有資産は大きく減少し、含み益はほとんど吹き飛んでしまいました。


日本株だけを保持していたら、今頃大損で頭を抱えていたところです。米国株やインド株を買っておいてよかったです。ロケット・ラボも貢献してくれています。

昨日の買い付けで、インデックスFTOPIX (1308)の購入数を最低の 1株のみにしてラッキーでした。今後の日本株は考えものです。来週以降の作戦については、土日にゆっくりと考えたいと思います。

今夜は、米雇用統計が発表されます。いよいよ利下げが近いということで、景気後退が意識されています。今までは、雇用統計の結果が良いと株価は下がり、結果が悪いと株価が上がりました。しかし、今回は雇用統計の結果が悪いと景気後退が意識されて、株価が下落する可能性が高いです。

市場を大きなショックが襲い、まだ余震が続く状態です。普段なら反応しないような小さな材料にも大きく反応する可能性があります。雇用統計の結果と、その後の株価の動きを注意深く観察しましょう。

2024年8月1日木曜日

円高で日本株が大幅下落

昨夜の FOMC は予想どおりに9月利下げが示唆されました。
そして今日、円高の津波が押し寄せ、日本株は大きく下落しました。

保有資産の7月の月間利益は、1万639円のマイナスとなりました。爆損です。
手持ち 4銘柄のリスク(値動きの標準偏差)とリターン(値動きの平均)は次のとおりです。


7月の値動きの平均は、ロケット・ラボ以外の3銘柄はマイナスでした。
値動きの標準偏差は、前月に比べて TOPIX と S&P が上昇し、インド株とロケット・ラボが低下しました。大型株のリスクが高まっているようです。

買い付けは、昨夜のうちに注文して予定どおりに行いました。


今月の積立金 25,000円を証券口座に振り込みました。
現在の保有資産は、次のとおりです。


足下では株価が大きく下落していますが、景気が悪化したわけではないので、さほど心配する必要はないと思います。日米金利差が急速に縮小するわけでもないので、円高がこのままどんどん進むとは思えません。1ドル 150円は良い水準で、150円を中心にして 5円くらいの幅で動きそうです。

今後は、日銀の利上げと米国FRBの利下げのペースに注目が集まりそうです。景気に関しては、日米とも、当面は心配なさそうです。

8月は夏休みをとる人が増えて、市場の取引量が減少します。取引量が減少すると、少量の売り買いでも株価が大きく上下し、ボラティリティ(上下の振れ幅)の拡大を嫌う投資家は、持ち高を縮小します。このため、夏相場は下がりやすくなります。

下がったところでしっかりと買えば、その後の上昇相場で利益を伸ばすことができます。下がっても良し、上がっても良しです。