先日の決算発表では、売上が前年同期比 70%増になったことが発表され、開発中の新型ロケットに搭載されるアルキメデスエンジンの燃焼試験が成功したことが明らかにされました。悪い材料は何一つありません。
悪材料が何一つ見当たらないのに株価が下がるこのは、珍しいことではありません。特に、個別株では頻繁に起こります。突然現金が必要になったとか、利益を確定して他の銘柄に乗り換えたとか、何かの理由で大口投資家が大量に株を売ったと思われます。
いかにも上がりそうな場面で、期待に反して大きく下落すると、不安になったり、腹立たしい気分になります。そんなときこそ、冷静になる必要があります。落ち着いてロケット・ラボの事業の進み具合を見直し、トラブルが発生していないかどうかを点検してみましょう。下がるような理由が見当たらなければ、いずれは大きく上がると信じてゆったりと構えていればよいのです。
こんなときに、最もやってはいけないことは、他の急上昇している銘柄に心を動かされることです。たとえば、ロケット・ラボと同じ宇宙関連企業で、人工衛星とスマホとの直接通信を目指している ASTスペースモバイル(ASTS)という会社があります。4月に 2ドルだった株が、現在は20ドルを超えています。半年足らずの間に株価が 10倍になりました。
正直、羨ましいです。しかし、今、ロケット・ラボを売って、ASTスペースモバイルに乗り換えるという選択肢はありません。次に10倍になる株はロケット・ラボです。ASTスペースモバイルではありません。
個別株には、テンバガーと言って、株価が 10倍以上に上昇する銘柄がたまに現れます。テンバガー候補を探すのは、投資の楽しみの 1つです。時間のある時に、次のテンバガー候補を探してみてはいかがでしょう。
さて、今日は 11時前に岸田総理の総裁選不出馬のニュースが伝わり、一時的に円高に振れるとともに株価が下がりましたが、引けにかけて値を戻しました。
保有資産は、ロケット・ラボの値下がり分を他の銘柄が吸収し、ほとんど横ばいの推移となりました。
再び ▼126円 の含み損になりました。一進一退です。
思うようにザクザクとは儲かりません。投資は我慢です。
「辛抱する木に金がなる」を肝に銘じて、一歩ずつ進みましょう。
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