2024年3月30日土曜日

累積利益は順調に増加

投資を始めてから3か月。現在までの積立金は 107万5000円、含み益は 5,810 円、ISS&P500米国株 (1655)の配当金が 102円、配当金に対する税金が 11円です。

1週間ごとの運用利益と累積利益をグラフにすると次のようになります。


3月11-15日の週に ▼2,349円のマイナスが発生し、その翌週に +4,318円と大きなプラスを記録していますが、これはロケット・ラボの乱高下が原因です。このブログでは、ハイリスク資産の比率を15%未満と定めていますが、それでも全体の運用成績に大きな影響が及んでいます。

利益の累計は、右肩上がりに推移しています。今のところ TOPIX や S&P が大きく下がることもなく、累積利益は順調に増えています。

年初から現在までの買付金額の平均値は 7万1068円、含み益は 5,810 円で、3か月間の利幅は 8.18% です。TOPIX と S&P の上昇をうまく取り込めたようです。これでロケット・ラボが上がってくれれば言う事なしですが、今の投資利回りが 1 年間続くと年率 32.72% になります。さすがに、この調子が 1 年間続くとは思えません。

1-3月は満足できる結果で着地しました。しかし、4-6月は波乱含みになりそうです。多くの投資家は米国の利下げが6月に始まると見込んでいますが、高金利が継続しているにもかかわらず米国経済は非常に好調で、利下げを行うとインフレが再燃しそうな気配です。

インフレの再燃を恐れて利下げが遅れると、ロケット・ラボのような新興企業の株価はいつまでも低迷したままです。万一、利下げが遅れて景気後退に陥ったりすると、好調な S&P や TOPIX をはじめ、あらゆる株が下落します。

このブログでは、利下げが遅れて景気後退に陥る可能性に備えて、極めてゆっくりと買い付けを行っています。4月分の積立金 2万5000円を加えて、現在の現金は 96万6771円、現金比率は 87.4% です。



4-6月に波乱が予想されるからと言って、行動を変えてはいけません。波乱の可能性があるというだけで、確実に波乱が起こるとは限らないので、4月1日にはいつもどおりに買い付けを行います。ロケット・ラボの株価は現在 4.11ドルと超バーゲン価格なので、少し多めに6株買いたいところですが、購入限度の15%に近づいてきているので、4株で我慢することにします。

波乱があれば、TOPIX や S&P を安く買えます。波乱がなくても、ゆっくりと何回にも分けて買うことで、高くもなく安くもない平均的な価格で買うことができます。今は、どちらでも歓迎という状態です。4-6月もこの調子で乗り切りましょう。

2024年3月29日金曜日

PCE デフレータと CPI

今夜9時30分に米国のFRBが最も重要視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)デフレータが発表されます。同じようなインフレ指標に米消費者物価指数(CPI)があります。CPIは同一商品の価格がどう変化したかを表す指標で、たとえばスターバックスのコーヒーが一年前に比べてどれだけ上がったかが調査されます。価格調査は、主に都市部で行われます。

一方、PCEは消費者が支払った金額の変化を表す指標で、消費者が高くなった商品から安い商品に乗り換えた場合、その変化も反映されます。たとえば、スターバックスのコーヒーが高くなたので、より安いコンビニコーヒーを飲むようになった場合、それらの価格が指数に反映されます。消費金額の調査は全国規模で行われます。

FRBは、CPIよりもPCEを重視して政策判断します。PCE の結果によっては為替が大きく動く可能性がありますが、欧米の市場は、今夜はGood Friday (イースターの前の聖金曜日)のため休場です。

米 PCE が無難な結果だった場合は、4月1日に次回の買い付けを行います。買付数量は、今のところ次のように考えています。


現在の保有資産は次のとおりです。


投資を始めてから3か月が経過しました。しっかりした相場が続いていますが、上がり続ける相場はありません。十分に警戒しながら、この相場についていきましょう。

2024年3月27日水曜日

高金利持続でも強い米国株

コロナ後に発生したインフレを抑えるために、米国は2022年3月に利上げを開始しました。当初の米国の金利は0.25%でしたが、11回にわたる利上げの結果、利上げが終了した2023年7月の金利は 5.5% に達しました。

以来、同じ状況が続いています。これだけ長く高金利が続けば、米国は景気後退に陥るだろうと多くの人が考えましたが、米国経済は現在も強さを保っています。米国の株価は上昇し続けています。その影響で日本の株価も過去最高値付近で推移しています。従来の常識では考えられないことです。

米国のインフレは少しずつ低下していますが、最近は下がり方が小さくなっています。インフレが収まり、インフレ目標の2%程度が見通せる状態になれば、利下げを行うことができます。利下げが行われれば、景気後退の心配はなくなります。しかし、利下げを急ぎすぎるとインフレが再燃する可能性があります。遅れると、景気が腰折れしてしまうかもしれません。米国の中央銀行である FRB は難しい判断を迫られています。

いつ、利下げが始まるのか。利下げ開始まで米国の経済は持ちこたえられるのか。この2つの問いに対する答えが得られないまま、株価は最高値を維持し続けています。

高金利が続いても米国経済が強い理由として、一部の人たちは中立金利の上昇を上げています。中立金利とは、景気を温めることも冷やすことしない金利のことです。政策金利が中立金利を上回っていれば経済政策は引き締め的、下回っていれば緩和的です。中立金利が本当に上昇したのなら、現在の高金利も皆が思っているほど引き締め的ではないということになります。思っているほど引き締め的でないとすれば、急いで利下げする必要はありません。

米国の利下げについては専門家の間でも議論が分かれています。一般投資家が先行きを予想しても意味がありません。一般投資家は、株価が大きく調整する可能性と、調整せずに上がり続ける可能性の両方に対応できるように準備しておくべきです。

現時点の保有資産です。


利益率、TOPOX +8.5%、S&P +7.8%。インド +1.7%、RKLB -10.5%。
想定の範囲内です。
次回は4/1 に買い付けます。

2024年3月23日土曜日

レバナスとオルカン

何の勉強もせずに全国模試で偏差値 50 の成績が取れるのであれば、あなたはその方法を使いますか? それとも、有名大学合格を目指して偏差値 75 以上を取れるように頑張りますか? 偏差値 75 を達成するには、人並み以上の良い頭と猛烈な勉強が必要です。

ちょっと待ってください。勉強しなくても誰でも偏差値 75 以上を実現できるかもしれない方法があります。ただし、死ぬほど怖い目に合うかもしれません。

株で儲けようとすれば、他の人よりも賢く機敏に行動する必要があります。そのためには、懸命に勉強する必要があります。度胸も経験も必要です。少なくとも、世の中に ETF (上場投資信託)が登場するまではそうでした。

「オルカン」の愛称で親しまれている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託を知っていますか? 新NISAで最も人気のある投資信託です。

オルカンは ETF ではないので証券市場で売買できるわけではありませんが、銀行や証券会社、SBI 証券楽天証券などのネット証券でも簡単に売買できます。投資資金が世界中の代表的な企業の株価に基づく指数に連動するように運用されるので、銘柄選択の知識がなくても全世界の株に投資したのと同じ結果、つまり偏差値 50 を実現できます。

このブログでは、オルカンより少し上の運用成績を目指しています。オルカンは、全世界の株式を含んでいますが、このブログでは、日本株、米国株、インド株をメインの投資対象とし、その割合を約 3:3:2 で運用しています。それに加えて、近い将来爆発的に成長することを期待して、ハイリスクではありますが、ロケット・ラボという宇宙企業を買っています。

偏差値 50 じゃ有名大学に入れないじゃない。自分は有名大学を目指しているんだという人に「オルカン」は向きません。では、有名大学の合格ラインとされる偏差値 75 以上の実力を身に付けるために、死にものぐるいで勉強しますか? そんな頭もないし、勉強もイヤだけど、でも有名大学に入りたい。そんな人の夢を叶えるのが「レバナス」です。

レバナスとは「楽天レバレッジNASDAQ-100」や「iFreeレバレッジ NASDAQ100」といった投資信託のことです。米国の ナスダック100 指数の 2 倍の値動きとなるように設計されています。

ナスダック100の構成銘柄で大きな比重を占めるのは、マグニフィセント・セブン(素晴らしい7社)と呼ばれる7つの巨大ハイテク企業(グーグル、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ)です。マグニフィセント・セブンに代表される米国のハイテク企業は、近年急成長しました。それに伴ってナスダック100指数も急上昇し(1年で約1.5倍)、その2倍の値動きをするレバナスは、さらに大きく(1年で約2倍)値上がりしました。

米国のハイテク企業が今後も成長し続けるなら、全力でレバナスを購入して "億" の資産を作ることが可能かもしれません。

もう仕事に縛られるのはイヤだ。可能な限り早く仕事をやめて、資産運用で食べていけるようになりたい。英語で言うと、FIRE (Financial Independence, Retire Early = 経済的自立、早期リタイヤ)です。FIRE を目指す多くの人が、夢を実現しようとして購入したのがレバナスです。レバナスで 1 億円の資産を形成し、それを利回り 4% が期待できる S&P で運用すれば、年間 400 万円を生活に使っても資産は減らないという計算です。FIRE については、「今話題のFIREを解説!資産運用で早期リタイアを実現する方法とは?」が上手にまとめられていて、わかりやすいです。ただし、セルサイドの情報なので、それを念頭に読む必要があります。

日本で FIRE やレバナスが話題になったのは 2021年です。しかし、米国は2021年下期からインフレが加速しはじめ、そのインフレを抑えるために FRB は2022年3月に利上げを開始します。NASDAQ は 2021年11月から下落が始まり、2022年6月にはレバナスの価格がピークの半分以下になってしまいます。レバナスがブームとなったときに購入した人は、投資を始めてから 1 年もたたないうちに資産が半分以下になってしまいました。

資産が半分以下になっても平然としていられる人は、レバナス投資に向いています。しかし、ほとんどの人は、二度とそんな経験をしたくないと思ったはずです。金融庁も、レバレッジ型の投資信託は積立投資には不向きだということで、NISA 口座での購入は認めていません。詳しくは、「「レバナス民の悲劇」はなぜ起きたのか? 資産形成のための投資に必要な3つのこと」を参照してください。

レバナスが長期投資に適するのかどうかの結論は、まだ出ていません。しかし、何人がレバナスに挑戦し、何人が途中で脱落し、何人が資産形成に成功しのかがわからないうちは、レバナスを使用した資産形成には失敗するリスクがあるということを理解しておく必要があります。

このブログでは、確実に上昇が見込めるときにレバレッジ型ETF を活用することも視野に入れています。ただし、レバレッジ型 ETF を長期にわたって保有するのはリスクが高すぎるので、株が暴落したときの底値買いなど、ここ一番のときに限って使おうと思っています。

2024年3月21日木曜日

FOMCで 3回の利下げを示唆

昨夜の FOMC の結果、米国の金融政策に変更はありませんでした。利下げも年内 3 回が示唆されました。利下げペースが鈍化するのではないかと心配する声もありましたが、その心配が後退したため、米国株は上昇しました。ドル円は 151 円付近です。米国株高と円安を受けて、今日の日本株も大きく上昇しました。

昨夜から今朝にかけて、予定どおり4銘柄を買い付けました。その結果、現時点の保有資産は下のようになりました。


インデックスFTOPIX (1308)と ISS&P500米国株 (1655)が快調に上昇しています。上昇速度が速すぎて、そろそろ危ないのではないかと心配されますが、そんな心配を吹き飛ばすかのような元気の良さです。

本日、ロケット・ラボが小型ロケット「エレクトロン」の打ち上げに成功しました。


ロケットの打ち上げは成功して当たり前なので、これで株価が大きく上がるわけではありません。ロケット・ラボの株価が上がるには、米長期金利が下がるか、アルキメデスエンジンの燃焼試験に成功したというニュースが必要です。忍耐強く吉報を待ちましょう。

2024年3月19日火曜日

マイナス金利解除で株高円安

日銀金融政策決定会合で、マイナス金利の解除とイールドカーブ・コントロールの廃止が決定されました。内容は事前にリークされ、市場にすでに織り込まれていたため、驚きはありませんでした。日銀の金融政策は今後も緩和的ということで、株高に振れています。ドル円は 150円台前半まで円安が進んでいます。

現在の保有資産は下のようになりました。


ISS&P500米国株 (1655)の配当金 96 円が入金されたので、現金が 96万405円に増えました。インデックスFTOPIX (1308)は絶好調です。

明日は日本の祝日ですが、米国では FOMC の結果が発表されます。今後の米金利見通しがどうなるかに注目が集まっています。現在の米長期金利は 4.33% です。FRB が高金利を長期にわたって継続することが織り込まれています。新興企業や新興国の株にとっては、米長期金利が 4% を下回ってこないと苦しいです。

ロケット・ラボの株価は4.00ドルまで下がりました。ロケット・ラボは決して倒産寸前の会社ではありません。赤字から脱却していませんが、黒字に向けて着実に成長している会社です。黒字化の切り札になるのが、現在開発中の中型ロケット「ニュートロン」です。ニュートロンに使用されるロケットエンジン「アルキメデス」の開発が遅れているのではないかという噂が広がっていて、これが株価下落の原因の 1 つになっています。

株で大事なことは、底値で売らないということです。前途を諦めたら別ですが、ロケット・ラボのような前途ある会社の株を底値で売ってはいけません。

次の買い付けは 21日に行います。購入予定銘柄・購入予定数は下のとおりです。


ロケット・ラボは、明日の夜に買い付けます。今の株価は大バーゲン価格なので、いつもの 1.5倍の 6 株購入します。

2024年3月16日土曜日

利益確定売りで株価が下落

今週は高値警戒感による利益確定売りで日米とも株価が下がりました。
米長期金利は 4.3% を超えてきました。このため、ドル円は 149 円まで円安が進行しました。高金利に弱いロケット・ラボなどの新興株は大きく下がり、今週の週間損益は ▼2,349 円の大幅なマイナスとなりました。現在の保有資産は下図のとおりです。


年初から調子の良かった株式相場ですが、上値が重くなってきたようです。まだ大崩れする雰囲気はありませんが、利益を確定して現金比率を高める動きが出始めています。

米国の金融政策は、難しい段階に差し掛かっています。利下げが早すぎればインフレが再燃する可能性があり、利下げが遅すぎれば景気が腰折れしてしまう危険性があります。インフレが再燃すれば、利下げどころではなくなり、利上げの可能性すら出てきます。もちろん、そうなれば株価は下落します。景気が腰折れしても株価は下落します。

株価下落の可能性は徐々に高くなっています。株価が持ちこたえるには、利下げが開始されると皆が予想している6月までに、期待どおりにインフレが沈静化され、なおかつ景気が腰折れせずに推移することが必要です。

皆が、株価の先行きを心配しているため、市場は少しの悪材料にも敏感に反応しそうです。普通なら無視されるような小さな材料でも、それをきっかけに株価が大きく下落する可能性があります。

このブログでは、これまで買い付けをゆっくりと進めてきました。現在の現金比率は 89.2% と非常に高いです。万一株価が大きく下がれば、そこで安く買い付けて、平均購入単価を下げることができます。

ロケット・ラボが大きく下がったからといって、ここで売る必要はありません。個別株を売るのは、事業が期待どおりに成長する見込みがなくなったときです。金利などの外部要因で下がっているだけなら、いずれは元の成長軌道に戻ります。

2024年3月14日木曜日

ETF を買う理由

このブログでは、次の 3 本の ETF を軸に投資しています。
  • インデックスFTOPIX (1308) -- 日本の TOPIX に連動
  • ISS&P500米国株 (1655) -- 米国の S&P に連動、為替ヘッジなし
  • NFインド株 (1678) -- インドの Nifty に連動、為替ヘッジなし
TOPIX は「東証株価指数」のことで、主に東証プレミアム市場に上場している企業の時価総額を合計して指数化したものです。この指数よりも株価の上昇速度の早い銘柄はいくつもあります。それらの銘柄を購入すれば、TOPIX を上回る成績を上げることができます。

しかし、どの銘柄が TOPIX よりも上がるかを予測するのは極めて困難です。プロの投資ファンドでは、大勢の専門家が TOPIX などの指数を上回る成績を収めようと日夜懸命に努力していますが、彼らですら簡単に上回ることはできません。

相場の値動きに関する理論の 1 つに「ランダム・ウォーク理論」というのがあります。この理論では、株価の予測は不可能とされます。仮に、猿に目隠しをして新聞の株式欄に向けてダーツ投げをさせ、当った銘柄で構成したポートフォリオと、ベテランの投資家が選択した銘柄で構成したポートフォリオの運用成績を比較すると、勝つ確率はどちらも変わらないというのが、この理論の結論です。

専門家が選択しても勝つ確率が同じなら、一般投資家が銘柄を選択する行為に何の意味もありません。ならば、全銘柄の平均の成績を収めればいいんじゃないと考え、それを実現する ETF を買うのが合理的ということになります。

各種の指数に連動する ETF で資産を運用する投資方法を「パッシブ投資」、または「インデックス投資」といいます。「インデックス」とは「指数」のことです。ETF は特定の指数に連動するように設計されています。

しかし、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットのように、投資の世界には長期にわたって勝ち続けている人がいます。彼らの銘柄選択の結果は、たとえば S&P といった代表的指数を上回っています。このように、指数による運用を上回る結果を得ようとする投資方法を「アクティブ投資」といいます。

アクティブ投資は、企業の詳細を丹念に調べたり、経済情勢を的確に分析する必要があります。他に仕事がある人には、そんな時間はありません。アクティブ投資はプロに任せ、一般投資家はインデックス投資が良いのではないかと思います。

ETF によるインデックス投資は、個々の企業に関する情報や知識に乏しい人でも、平均的な成績を収めることができます。トップになることはできませんが、ビリになることもありません。一般投資家にとって、ETF によるインデックス投資は、投資の王道といえます。

ただし、情報量の少ない一般投資家による銘柄選択にはギャンブル的要素はありますが、このブログではリスク資産の一例として 1 銘柄買っています。


保有資産は上図のとおり ETF は全部上昇していますが、個別株として購入したロケット・ラボは散々な成績です。こういう会社が大きくなるのを見守るのも投資の楽しみの 1 つです。株価は低迷していますが、計画どおりに事業が進んでいるので、このまま持ち続けようと思います。

注: このブログはロケット・ラボの購入を推奨しているわけではありません。他の個別株を買っても良いし、個別株を1つも買わないという選択もありです。見てのとおり、ロケット・ラボの値動きは激しく、極めてハイリスクです。このブログでは、リスク資産の配分比を15%以下と定めています。

2024年3月12日火曜日

ゼロ金利解除の思惑で上下

3月18-19日に開催される日銀政策決定会合でゼロ金利を解除するのではないかとの思惑で、今日の日本株は大きく下落して始まりました。ドル円も 146.6 円台まで下落しました。しかし、植田総裁の国会発言でゼロ金利解除に関する踏み込んだ発言がなかったことから、3月解除の期待が後退し、株価は上昇、ドル円は 147円半ばまで上昇しました。

現在の保有資産は、次のとおりです。


TOPIX と S&P のパフォーマンスが完全に等しくなりました。ロケット・ラボは相変わらず低迷です。インド株は動きがありません。

今夜 21時30分に米CPI (消費者物価指数)が発表されます。インフレが順調に収まりつつあれば良いですが、インフレ再燃が懸念されるような数字が出てくると大変です。物価が予想以上に上昇していれば、利上げが遠のくこととなり、一気に金利上昇、ドル高円安となります。

3月15日は米国のSQ、3月19-20日は米国のFOMCです。日米とも金利動向で株価が上下します。高値警戒感が強いので、小さな悪材料が出ても大きく下がる可能性があります。日銀のゼロ金利解除は4月、米国の利下げ開始は6月以降というのが市場予想です。6月ごろまでは、株価は上にも下にも大きく振れそうです。

2024年3月9日土曜日

RKLB を 4.47ドルで追加購入

昨夜発表された2月の米雇用統計の結果、失業率が上昇したことが注目され、利下げ観測が強まりました。FRB は年内3 回程度の利下げを見込んでいるようですが、市場はさっさと 4回の利下げを織り込みました。市場は、常に前のめりです。

米国の金利が下がるのは成長企業にとっては良い材料ですが、景気が鈍化すると市場全体が下がってしまって、それに巻き込まれる可能性があります。しかし、景気が好転したときに真っ先に上がるのは成長企業です。ロケット・ラボも、いち早く上がってくれることを期待して、昨夜、成り行き注文しました。

約定単価は 4.47 ドルでした。


残念ながら、朝にはロケット・ラボの株価は 4.42 ドルまで下がってしまいました。将来有望な企業だと思いますが、株価は低迷したままです。新型ロケット「ニュートロン」のエンジン燃焼試験が成功するまで、株価の低迷が続くのかもしれません。燃焼試験成功後の急上昇に期待しましょう。

年初来、TOPIX と S&P が大きく上昇しましたが、今はその勢いがありません。今週の週間成績ですが ▼0.04%、金額にして 475 円のマイナスになってしまいました。

現在の保有資産は下のとおりです。


月曜日のために、すでに成行注文しています。


これから 4月、5月と市場は調整局面を迎える可能性があります。厳しい状態になるかもしれませんが、現金比率が十分に高いので、大きく下がれば大チャンスになります。

2024年3月8日金曜日

今夜の雇用統計に注目

日本の SQ は大きな波乱もなく通過しました。
今夜は米雇用統計です。FRB のパウエル議長が6月利下げを示唆したという理由で少し円高が進んでいますが、雇用統計の結果次第では6月利下げの可能性が後退する可能性もあり、為替がこのまま円高方向に動くとは限りません。即断して FX でドル売りなどを行うと痛い目にあう可能性があるので要注意です。

ロケット・ラボですが、昨日 Viasat という衛星会社の衛星バス(人工衛星の基本構造物)の設計・製造を受注したというニュースが発表されました。事業活動は順調で、受注残が増え続けています。しかし、開発中の新型ロケット「ニュートロン」が今年中に完成するのかどうか、疑問が投げかけられていて株価がなかなか上がってきません。

ニュートロンは、今後ロケット・ラボが事業を拡大するうえで何としても完成させなければなりません。もちろん、今年中に完成できれば理想的ですが、たとえ少し遅れても会社が傾くといった事態にはならないと思います。

なので、買い付け計画に従って、今夜ロケット・ラボをさらに4株買い付けることにします。残りの3銘柄は、11 日の朝に約定するように成行注文します。


今夜の米雇用統計ですが、これまでは雇用者数や平均時給の伸びが予想より小さいと、利下げが近いということで株価は上昇してきました。しかし今後は、米国の景気低迷が意識され、雇用環境が厳しいと普通に株価が下落することになるかもしれません。

雇用統計の結果が同じでも、解釈によって株価が上昇することもあれば、下落することもあります。株価の上がり下がりは群集心理で決まります。投資家の関心事は「金利」から「景気」に移りつつあるので、今夜の雇用統計の結果に市場がどう反応するかを、注意深く観察する必要があります。

現在、相場の転換点に差し掛かっている可能性があります。今後は、米国の景気動向により敏感になる必要がありそうです。

2024年3月7日木曜日

次回買い付けは3月11日

現在の保有資産は下のとおりです。


TOPIX と S&P は利益確定売りの影響で上値が重くなっています。インド株には勢いがなく、ロケット・ラボは相変わらずの低迷です。

日銀が3月にゼロ金利解除するのではないかとの思惑からドル円が 148.6 円まで円高が進んでいます。この影響で、外国資産が目減りしています。

3月8日は日本のSQ決済日です。この日の寄り付きの値で、日経先物やオプションの精算が行われます。SQに向けて、少しでも有利な価格にしようと大量の売り買いが行われ、株価が大きく動くことがあるので要注意です。

3月8日の午後10時30分には米国の雇用統計が発表されます。雇用が強ければ、今後も米国の高金利が続くことになり、株には下落圧力がかかります。雇用統計は、今後の株価の動きを予想する上で重要です。

次回の買い付けは3月11日に行います。今のところ、従来と同様の株数を買い付ける予定ですが、米雇用統計の結果によっては変更するかもしれません。


市場は米国の利下げを期待していますが、その利下げ期待が裏切られた場合、市場が大きく荒れる可能性があります。高値警戒感も高まっており、これから5月にかけて注意が必要です。

2024年3月2日土曜日

今のところ順調に推移

計画どおりに買い付け、今月分の積立金 2万5000円を証券口座に入金しました。結果、ポートフォリオは次のようになりました。


日本のTOPIX に連動したインデックスFTOPIX (1308)の上昇率は 7.4% です。非常に好調です。米国 S&P に連動した ISS&P500米国株 (1655)の上昇率は 6.0%。日米とも大手企業の株価を中心にして上昇基調が続いています。しかし、新興国株やベンチャー企業の株はパッとしません。米国で高金利が続く限り厳しいです。

ロケット・ラボには、新しいロケット「ニュートロン」の開発スケジュールが遅れているのではないかという懸念が浮上しています。昨年末に行われる予定だった新型ロケットエンジン「アルキメデス」の燃焼試験がまだ行われていないので、それを心配する声が高まっています。ニュートロンの開発に関して、今月か来月に新しいニュースが出るかもしれません。要注意です。

購入した株の評価額の合計が 10万円を超えました。このうち購入金額は 97,534 円、含み益が 4,080 円です。資産が大きくなるにつれて、金額も大きく動きます。儲けも損も大きくなります。今の配分比は、大きな下落にも耐えられる配分比となっています。今の相場が続く限り、今の配分比を守りながら、今月も購入を続けましょう。今のところ、良いペースで進んでいます。

日米とも、金利動向が焦点です。日本のゼロ金利解除と米国の利下げ開始時期によって、株価が大きく動く可能性があります。相場に逆らわず、流れに上手に付いて行きましょう。