2025年8月30日土曜日

厳しかった夏相場

今週もトランプ氏に振り回された一週間でした。インドには50%関税をかけるわ、FRB 理事を解任するわ、やりたい放題です。ウクライナもあり、ガザもあり、もはや、中国や日本までかまっていられない様子。大統領令に署名する時間もなく、赤澤氏は訪米を急遽取りやめに。ベトちゃんもラトちゃんも、トラさんの相手はさぞかし大変なことでしょう。
まぁ、元気なおじいさんです。長寿ドリンクでも売り出せば、バカ売れじゃないでしょうか。

米国経済は、徐々に悪くなっています。関税の影響が出始めており、それが雇用環境に影響を及ぼそうとしています。しかし、米国株が大崩れする様子はありません。誰もが、FRB が利下げをして助けてくれると信じています。

今は静かですが、9月は荒れそうに思います。先月末にも同じようなことを書きましたが、状況は変わりません。1ヵ月後ズレしただけです。

現在の保有資産です。


今週の利益は +12,506円(+0.56%)、月間では ▼77,311円(▼3.36%)、年初来利益は +449,534円(+28.13%)です。


今年の夏は、暑さも厳しかったですが、株も厳しかったです。大きくやられることはありませんでしたが、含み益が減少傾向です。

運用実績は個々の保有株の動きを反映しています。


JOBY とインド株が足を引っ張っています。RKLB より JOBY が伸びるのではないかと思ったのですが、真逆の結果です。RKLB 売り、JOBY 買いを継続するか、作戦を練り直すか、考えどころです。

月ごとの各銘柄のリスクとリターンは下表のとおりです。予想どおりの結果です。


JOBY は 8月にマイナスリターンとなりましたが、それ以前は 4ヵ月連続のプラスリターンでした。今回のマイナスリターンは、一時的である可能性が高いです。

RKLB は 5ヵ月連続のプラスリターンで、非常に強いです。Neutron の初打ち上げに向けて、同社に対する期待が高まっています。Neutron の成功は既に株価に織り込まれていますが、初打ち上げに成功したら次なる事業展開に向けて期待が膨らみ、さらに株価が上がる可能性はあります。
初打ち上げに成功するとは限らず、失敗した場合は投資家の間に失望が広がる可能性もあるので、打ち上げが近付いたら、持ち高を少し減らすことも考える必要がありそうです。

インド株は、50%のトランプ関税が効いています。長期的には上を目指せそうですが、短期的には苦しいかもしれません。今後、安いうちに少しずつ買い増していこうと思います。

FRB はインフレ再燃、雇用環境悪化、トランプ氏の利下げ圧力といった問題の間で難しい判断を迫られています。相場も同じです。今の強い株価がいつまで続くのか、見極めが難しいです。

2025年8月26日火曜日

RKLB だけが大幅上昇

昨夜は DOW ▼0.77%、S&P ▼0.43%、NASDAQ ▼0.22% と下がり、手持ちの JOBY も▼4.35% と下がったのですが、RKLB だけが、何があったわけでもないのに +6.40% と大幅上昇しました。RKLB 売り、JOBY 買いは、今のところ完全に裏目に出ています。

RKLB の株価には Neutron 打ち上げ成功が 100% 織り込まれているようですが、そんなに確信して良いのでしょうか。一般的に、新しく開発したロケットの初打ち上げが成功する確率は 50% 未満です。今上値をガンガン追っている人たちは勇気があるなぁと思います。

SpaceX の Starship は、日本時間の明日午前8時30分に 10回目の試験打ち上げが行われます。これまでの9回は、部分的に成功したか、完全に失敗したかで、完全な成功はまだ一度もありません。これが RKLB なら、倒産が囁かれるレベルです。

私には、Neutron の初打ち上げ成功に大きく賭ける勇気はありません。RKLB の株価がさらに上がるのなら、さらに売ってもよいとさえ思っています。さて、この判断が正しいか、間違っているかは、今年中か、遅くとも来年第1四半期には明らかになることでしょう。

2025年8月25日月曜日

踏み上げ相場の転換点

今日から 8月最後の週です。
通常、8月は夏枯れで株価は弱くなるのですが、今年に限っては踏み上げ相場が炸裂し、強い株価のまま最終週を迎えました。

こういう相場では、下がるに賭けてショートする投資家がいる限り、そして株価下落の引き金になるような材料が出ない限り、株価は上がり続けます。

しかし、この踏み上げ相場も、そろそろ転換点かという気がします。米国景気は明らかに弱くなっています。ウォルマートの決算は増収減益。つまり、安売りをして売上は増えたが、利益が減ったということ。今後は、いたるところでこのようなことが起こります。

トランプ関税は、増税です。誰かが税金を払わなければなりません。輸出企業が払うのなら、米国に輸出している企業の業績が悪くなります。それに耐えられなくなって値上げをすれば、米国の輸入業者や流通業が儲からなくなります。それらの企業も値上げすれば、物価が上昇してモノが売れなくなります。

関税で国内産業を強化できるかもしれませんが、それには時間がかかります。国内に工場を作って動かすには何年もかかります。トランプ関税による国内産業強化は、中間選挙までに達成できそうにありません。ただ、トランプ支持者に夢を見させるだけです。

29日に7月の米PCE 価格指数が発表されます。そろそろ、物価に関税の影響が出てきそうです。株価変調の引き金になる可能性があります。要注意です。

FRB のパウエル議長は9月利下げを示唆する講演を行いましたが、実際の利下げ判断は、今後出てくるデータに依存します。手持ち株を売るか、買うかの判断も同じです。今後は、米国のインフレが再燃するかどうか、景気が悪化するかどうか、利下げがどのようなペースで行われるのか、を注視しながら、機敏に、冷静に、適切に判断したいと思います。

2025年8月23日土曜日

週間成績は再びマイナスに

パウエル議長のジャクソンホールでの講演で、インフレより雇用を重視する方針を示し、市場は次回の FOMC で利下げが確実と判断しました。景気が悪くなっても FRB が利下げしてくれるとの安心感から、米国株は大きく上昇しました。

手持ちの RKLB は +6.86% と大幅に上昇、JOBY は +3.46% となりました。その結果、保有資産は次のようになりました。


昨夜は上昇したものの、それまでの下落が大きく、週間成績は ▼1.87% (▼42,593円)と先週のプラスから再びマイナスとなりました。年初来利益は、+27.35% (+437,026円) となりました。


RKLB 売り、JOBY 買いが裏目に出てしまいました。


RKLB より JOBY の下げがキツイです。RKLB の上値は限られていると判断しての売りだったのですが、RKLB は高値を維持しており、買いたい人が大勢いるようです。

JOBY は売られ続けています。さらに下がるようなら、しっかりと買いたいです。上昇局面に入ったら、JOBY の方が上値余地は大きいはずです。JOBY がこのまま下がり続けることはないと思います。

2025年8月16日土曜日

4週間ぶりに週間プラス

今週の週間利益率 +0.50% とかろうじてプラスを確保しました。
週間利益がプラスになったのは 4週間ぶりです。


TOPIX や S&P は史上最高値更新に湧いていますが、保有資産の最近のパフォーマンスは指数に劣後しています。


今後の株価の動きは、今後出てくる経済指標次第です。JOBY は、11月17日 ~ 11月21日まで開催されるドバイ航空ショーで好材料が発表される可能性が高いです。それまでに下がるようなことがあれば買い増したいと思います。

RKLB の Neutron 初打ち上げは、延期や失敗の可能性が排除できず、判断が難しいです。現在の持ち高を維持したまま様子を見るのが良いのではないかと思います。


米国の消費者心理が予想外に悪化しているようです。その状況で、今後も株価が高値を維持できるのかどうか、見守りたいと思います。

米ロ首脳会談は、合意には至らなかったようです。合意に至って対ロ 2次制裁がなくなれば、インド株は上昇に転じます。インド株の含み損は ▼8.56%。買いを入れるには、もう少し下がって欲しいです。

2025年8月15日金曜日

付いていくしかない

12日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)でインフレの兆候が見られなかったことで利下げ機運が高まったかと思えば、昨夜発表された7月の米生産者物価指数は2022年3月以来の大幅上昇となり、それが関税の影響とみられることから、利下げ機運は後退しました。

9月利下げが確実かのように言われていましたが、決して確実とは言えません。関税は、いずれ消費者物価に影響します。それを FRB がどう判断するかです。

今日の日本株は上昇し、TOPIX は再び過去最高値を更新しました。まさに、天にも届きそうな勢いです。これだけ上がり続けると、理屈は横に置いて、付いていくしかなさそうです。いかにも下がりそうだというので空売りを仕掛ける投資家がいる限り、株は上がり続けます。踏み上げ相場とは、そういうものです。

2025年8月13日水曜日

RKLB ▼3.53%、JOBY +5.51%

昨夜、RKLB が ▼3.53% と下落し、JOBY が +5.51% と上昇しました。
RKLB は株価が 50ドルの節目を超えたのを境に調整色が強くなっています。一方、JOBY はまだ上を狙えそうな勢いです。

日本株は今日も最高値を更新しました。その結果、保有資産は次のようになりました。


JOBY は、10月1日から13日まで、関西万博会場で eVTOL 機のデモ飛行を行う予定です。まだ予約していませんが、ぜひ見に行きたいです。

2025年8月12日火曜日

日本株が史上最高値を更新

日本株は、日経平均も TOPIX も史上最高値を更新しました。
決算で企業利益が低下しても何のそのです。
こんなときに空売りでもしていようものなら爆損です。
実際、今回の急上昇は空売りの踏み上げ効果が強いと思います。
日経平均も TOPIX も6連続陽線ですが、上昇が急すぎて、危うさを感じます。

為替市場では、ジリジリと円安が進んでいます。
日本の株高が米国の利下げ期待によるものという声も聞こえますが、それならドル安に振れなければなりません。米国の利下げ期待で日本株が上昇するという解釈は、無理があるように思います。

夏休みの閑散期を狙ったヘッジファンドの仕掛け、というのが正解なのではないでしょうか。

しかし、理由が何であれ、株価が上昇するのは良いことです。年初来の株価の動きを見ても、TOPIX、S&P、インド株の優劣がはっきりとしてきました。


インドでは、米国製品に対する不買運動が盛り上がっているようです。トランプ関税の影響が出てくるのは、これからです。今の好調な株価が長く続くとは思えません。

2025年8月9日土曜日

週間利益率 ▼1.65%

昨夜、市場開始前の取引で RKLB が大きく上昇し、JOBY が下落しているのを見て、RKLB 12 株売り、JOBY 20 株買いを行いました。


約定価格は、RKLB が 47.54ドル、JOBY が 17.25 ドルですが、約定後 RKLB は 49.92 ドルまで上がり、JOBY は 16.30 ドルまで下がりました。RKLB の上がり方が凄まじかったです。しかし、終値は RKLB 44.69 ドル、JOBY 16.64 ドル で、RKLB の売りで少し儲けることができました。

保有資産は、次のようになりました。


個々の保有銘柄の円建て株価の値動きは、次のとおりです。


年初に比べて、インデックスFTOPIX (1308) は +7.4%、ISS&P500米国株 (1655) ▼0.5%、NFインド株 (1678) ▼10.4%、ロケット・ラボ (RKLB) +67.9%、ジョビー・アビエーション (JOBY) +92.9% です。インド株の下落の原因は、米国の対露2次関税です。この問題が片付くと大きく上昇する可能性があります。買い遅れないようにしたいです。

今週の週間利益は ▼37,918円 (▼1.65%)、年初来利益は +468,338円 (+29.31%)となりました。


決算発表シーズンは山場を越えました。今後は、米国のインフレ指標に注目が集まります。トランプ関税の影響は、市場経済や企業業績にはまだ大きく出ていませんが、価格への転嫁が進むにつれて、その影響は物価上昇となって現れてきます。

インフレ再燃となれば、たとえ景気が悪化しても、FRB が利下げするとは限らなくなります。そのとき、株価がどう動くのか、、、心配です。

2025年8月8日金曜日

関税50%でインド株暴落

赤澤大臣9回目の訪米で日米の認識のズレも解決し、今日の日経は +1.85%、TOPIX +1.21% と大幅に上昇しました。しかし、トランプ米大統領がロシア産石油購入を理由に対インド50%関税を課す方針を示し、インド株が大幅下落。手持ちの NFインド株 (1678)は ▼3.62% と暴落しました。


少し様子を見て、インド株が落ち着いたら買い増したいと思います。

2025年8月5日火曜日

JOBY が +18.82% と爆騰

昨夜の米国株は自律反発で上昇しました。JOBY は、ヘリコプターのライドシェア事業を手がけるブレード・エア・モビリティを買収するという材料が出て +18.82% と爆騰しました。RKLB は ▼0.60% とジリジリ値を下げています。

TOPIX と S&P は上昇しましたが、インド株は 2日連続で下がりました。
この結果、保有資産は次のようになりました。


これまでは RKLB が頑張っていましたが、今は JOBY が稼ぎ頭です。評価額でも、もう少しで RKLB に並びそうです。

2025年8月4日月曜日

上値追い相場は終了

先週末の米雇用統計ショックでドル円が大きく円高に振れました。現在 147円代後半でもみ合っています。

日経平均 ▼1.25%、TOPIX ▼1.10%と下がりましたが、寄底からジリジリと上昇しており、底割れするような弱い動きではありません。日経平均の終値は 40,290.7円と、4万円台をキープしました。

日本株下落と円高進行の影響、およびインド株の低迷の影響を受けて、今日の利益は ▼10,858円 (保有資産の ▼0.47%)となりました。インド株の含み損は ▼4.88% に拡大しました。


インドは、米国の対露制裁2次関税の対象となっています。原油の値上がりを嫌うトランプが対露2次関税の発動などできるわけがないとする楽観的な観測もありますが、今後、米国とインドの対立が予想され、しばらくはインド株の上昇が見込めなくなりました。人口ボーナスや拡大する内需に支えられて、長期的には株価の上昇が期待できますが、当面は無理そうです。

米国の弱い雇用環境が何を示唆しているのか、その解釈によって今後の株価の動向が決まりそうです。景気後退が懸念されるようなら FRB の利下げに期待が集まりそうです。しかし、インフレ再燃の兆候が現れれば、利下げしにくくなります。

いずれにしても、これまでのように上値を追いかけていればよい相場は終わったようです。

2025年8月2日土曜日

市場の雰囲気が変わり始めた

昨夜発表された米雇用統計で、米国の雇用環境が悪化していることが明らかとなりました。FRB に利下げを迫っていたトランプはこの結果に激怒し、統計局長をクビにするよう指示しました。統計の信頼性にかかわる問題に発展しています。

雇用環境が悪化したことで、FRB の 9月利下げが現実味を増し、ドル円は大きく下落。150円台から 147円台に、2% 以上も円高が進みました。

米国株は広範囲に下落しました。


手持ちの RKLB は取引開始直後に ▼7.84% まで大きく売り込まれましたが、すぐに大きく反発し、▼2.42% の下落で取引を終えました。JOBY は L3ハリスとの提携という好材料を発表し、多くの銘柄が下落する中で +3.00% と気を吐きました。
しかし、円高の影響が大きく、円建て株価は RKLB  ▼4.60%、JOBY +0.69% となりました。

現在の保有資産は、次のとおりです。


各保有銘柄の円建て株価の推移です。


7月の RKLB の平均リターンは +1.75%、JOBY は +2.24%で、「RKLB 売りJOBY 買い」戦略は正解だったようです。


保有資産の週間利益は ▼2.14% で、2 週連続のマイナスとなりました。


強気一辺倒だった市場の雰囲気が変わり始めたようです。8月相場が心配になりますが、来週は JOBY と RKLB の決算発表があります。どんなニュースが出てくるのか、楽しみです。

2025年8月1日金曜日

半導体以外は全面高

東京エレクトロンが通期の営業利益予想を、従来の 7,270 億円から 5,700 億円 に大幅下方修正したため同社株はストップ安となりました。他の半導体関連銘柄も大きく売られました。このため、日経平均は ▼0.66% 安とマイナスに沈みましたが、東証プライム市場の値上がり銘柄数は 1300 (81%) となり、半導体以外の銘柄は全面高でした。

米 FOMC ではパウエル議長の利下げに対する慎重姿勢が見られ、日銀会合では植田総裁の記者会見がハト派と受け止められ、ドル高円安が進みました。ドル円は、現在 150.6 円付近で推移しています。

今夜 9:30 に米雇用統計が発表されます。雇用統計の結果が強ければ、米国の利下げが遠のき、さらにドル高円安が進みそうです。