2025年2月28日金曜日

含み益が半減

昨夜、ロケット・ラボが ▼6.68% と下落し、決算発表後の時間外取引でさらに ▼12.64% と暴落しています。時間外の株価は 17.32ドルです。さすがに下がり過ぎなので、通常なら買いが入っても良さそうですが、市況が悪過ぎてそれも期待できない状態です。

今日の日本株は、日経平均が ▼2.88%、TOPIX が ▼1.98%、グロース250が ▼2.21% と全面安でした。

投資家は世界経済の混乱を恐れてリスク資産を売り、現金比率を高めているようです。その動きに乗じて空売りファンドは最近急騰した銘柄に狙いを定めて稼ごうとしています。

昨年は調子よく資産が増えましたが、今年はついに市場が牙をむき始めたようです。一時は 30万円以上あった保有資産の含み益は 16万2,503円にまで半減してしまいました。


トランプ政権は、関税を脅しの材料に使って外交交渉しています。カナダでは米国製品の不買運動が始まりました。米国が世界の嫌われ者になれば、世界経済にとっては計り知れない打撃となります。

株価の乱高下で儲けようとする投資家もいますが、私には乱高下で儲ける才能はなく、損するだけなので、しばらくは見ているだけにしようと思います。

2025年2月27日木曜日

RKLB が8営業日ぶりに上昇

昨夜、RKLB が 8営業日ぶりに上昇しました。JOBY は 6営業日ぶりの上昇です。
両銘柄の下落が止まったのかどうかは、もう少し様子を見なければわかりませんが、3月に入って現在の悪い流れが反転することを願いたいです。

インドは、対米黒字が大きいうえに関税が高く、トランプ政権に目を付けられています。貿易摩擦に発展するのではないかと懸念されており、その問題が解決するまで株価の上昇は期待薄です。


ジョビー・アビエーション(JOBY)は、うまく底値付近で買い増しできたので、これからの回復が楽しみです。今朝発表された決算報告で、型式証明取得の第4段階が 53% 終了したことが報告されました。2024年末または2025年の商業運行開始に向けて、作業が順調に進んでいるようです。

空売り屋の標的になっているロケット・ラボ(RKLB)の決算発表は、明日の朝です。開発中の新型ロケット Neutron に関して、どのような発表があるのか楽しみです。

2025年2月26日水曜日

RKLB に空売りレポート

最近のロケット・ラボ(RKLB)やジョビー・アビエーション(JOBY)の大幅下落は、どうやらブルームバーグの記事「モメンタムに裏切られたギャンブラー、レバレッジ型ETFは40%下落」で説明できそうです。モメンタム投資とは、勢いよく上がっている株を買い、転がり落ちるように下落している株を売る投資戦略です。

ただでさえ新興株が下落している中で、昨夜、ロケット・ラボの Neutron 開発スケジュールに疑問を投げかける空売りレポートを、ブリーカー・ストリート・リサーチという空売りファンドが公開しました。空売りレポートとは、値下がりで儲けようとする投資家が、株価を下げるために企業の悪い部分を書き立てた文書のことで、ショート レポートとも呼ばれます。

そのせいで、RKLB の株価はさらに ▼9.83% も下落しました。買いたいが高くて買えないと思っていた投資家にとっては、安く買えるチャンスだったかもしれません。

レポートの内容の真偽については、日本時間の 28日朝に行われる決算発表で RKLB から何らかの見解が発表されると思うので、それを待ちたいと思います。

ジョビー・アビエーション(JOBY)は、昨夜の指値どおり 6.5ドルで 10株買えました。さらに下がるようなら、さらに買い足そうと思います。

どんどん減るので、保有資産など見たくもありませんが、常に冷静にしっかりと現状を把握しなければなりません。年初来利益は ▼11万9,387円 のマイナスです。現金比率は 45%。まだ、2月も終わっていません。勝負は、これからです。

2025年2月25日火曜日

株価の下落が止まらない

昨夜のロケット・ラボ(RKLB)は ▼4.50%、ジョビー・アビエーション(JOBY)は ▼3.15% と下落が止まりません。保有資産の年初来利益は、▼90,902円 とマイナス幅が拡大しました。


経済環境がどうであれ、RKLB と JOBY には自力で株価を上昇させる力があります。JOBY の決算は 26日、RKLB は 27日、それぞれ市場取引終了後に発表されます。

JOBY が安値圏に入ってきたので、買い足すことにしました。


6.5ドルで 10株の指値注文です。ここのところ指値注文で買えたことがないので、今回もダメかもしれないと思いつつの運試しです。
決算発表で好材料のアナウンスがあることに期待したいです。

2025年2月22日土曜日

週間利益 ▼68,286円 の爆損

昨夜、DOW ▼1.69%、S&P ▼1.71%、NASDAQ ▼2.20% と米株3指数が揃って下落しました。米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が 50.4 と、前月の 52.7 から低下し、米景気の弱さが意識されたようです。

トランプ関税による物価上昇や利下げペース鈍化に対する懸念も大きく、新興国や新興企業株の弱さが際立ってきました。昨夜のロケット・ラボ (RKLB) は ▼6.77% の下落。週間では ▼15.95% もの大幅下落となりました。昨夜のジョビー・アビエーション (JOBY) は ▼6.56% の下落、週間では ▼10.86% の大幅下落です。

米国株の大幅下落によって、保有資産は大きな打撃を受けました。

今週の週間利益は ▼68,286円 と爆損です。年初来利益は ▼69,694円 と損が拡大しました。

保有している各銘柄の年初来の値動きは、次のとおりです。

米国株の水準調整が今後も続くのか、世界の株価に波及するのか、短期で終わるのか、まったく予想できません。トランプ政権による世界的な混乱が収まらない限り、株価の回復は難しいかもしれません。

米国が景気後退に陥って、株価が本格的に下落するときの下落幅は、こんなものではありません。株価下落はまだ始まったばかりと考え、さらなる下落を覚悟したほうが良いと思います。

降る日もあれば照る日もあります。RKLB や JOBY が下がったまま終わるとは思えません。回復のタイミングを狙って、うまく買い増せる日が来ることを信じ、その日を辛抱強く待ちたいと思います。

2025年2月20日木曜日

国防総省や NASA が大混乱

昨夜 RKLB が ▼6.52% と大幅に下落しました。
ワシントンポストが「Trump administration orders Pentagon to plan for sweeping budget cuts (トランプ政権、国防総省に大規模な予算削減計画を指示)」と題する記事で「Defense Secretary Pete Hegseth has ordered senior leaders at the Pentagon and throughout the U.S. military to develop plans for cutting 8 percent from the defense budget in each of the next five years (ピート・ヘグゼス国防長官は国防総省と米軍全体の上級幹部に対し、今後5年間で毎年国防予算を8%削減する計画を策定するよう命じた)」と報じたのが原因です。

さらに、ロイターが「NASA、幹部4人が退職へ 有人月探査計画不透明に」と報じるなど、トランプ政権の政策をめぐって国防総省や NASA が大混乱に陥っているようです。

今回の下落は RKLB に原因があるのではないので、株価はいずれ戻るはずです。さらに大きく下落するようなら、絶好の買い場になるかもしれません。

イーロン・マスクが月より火星を優先するように NASA に圧力を加えているのなら、明らかな利益相反で違法行為です。イーロン・マスクがトランプのポチでいられるのも、長くはないでしょう。

今日は日本株は下がる、円高は進むで保有資産は大きく減少しました。


トランプ政権が発足してから 1ヵ月ですが、あまりの無茶加減に、いささかウンザリです。関税を振りかざして同盟国を脅すなど、安全保障も何もあったものではありません。ゼレンスキーを独裁者呼ばわりするなど、言語道断です。

米国は世界を敵にまわそうとしています。先はまったく見えません。そんな中で投資判断などできるわけがありません。様子見継続です。

2025年2月19日水曜日

動かずに様子見

トランプと日銀関係者の発言に振り回される日々が続いています。
市場参加者も様子見が多くなり、株価は動かなくなってきました。
米国の関税政策が明らかになるまで、動かずにじっとしていることにします。

トランプは大統領に就任以来、全速力で走っています。
高齢なのに大丈夫かなって思います。

2025年2月15日土曜日

売り買い控えめが良いかも

買ったNFインド株 (1678)は ▼2.10% と下がり、指値買いをしたものの買えなかったジョビー・アビエーション (JOBY)は、木曜日に +3.41%、昨夜は +3.30% と大きく上がりました。指値買いなどせずに成行買いすればよかったです。

インド株は、仕方ありません。米印貿易摩擦の心配が解消されなかったので、しばらくは低迷しそうです。

現在の保有資産は、次のようになりました。


今週の週間利益は +10,954円 で 3週間ぶりにプラスとなりました。それでも、年初来利益は ▼1,408円で、マイナスは解消されませんでした。


苦戦の最大の原因は、インド株です。インド株は年初来で ▼8.3% も下落しました。ジョビー・アビエーション (JOBY)は ▼5.0% の下落。日本株 TOPIX と円換算した米国株 S&P は横ばい、上昇したのはロケット・ラボ(RKLB)のみです。


今年は難しいです。しばらくは、売り買い少し控えめが良さそうです。

2025年2月13日木曜日

インド株を追加購入

昨夜発表された米消費者物価指数(CPI)は 3.0% と市場予想の 2.9% を上回り、利下げ期待が後退しました。米国の高金利が、この先もしばらく続きそうだということでドルが上昇し、ドル円は 154円台まで円安が進みました。

利下げが遠のいたために RKLB は ▼2.13%、JOBY は ▼0.41% と下落しました。

日本株は、円安を好感して日経平均が +1.28%、TOPIX が +1.18% と強かったです。ただし、中小型株で構成されるグロース 250 は最近の上昇に対する利益確定の動きに押されて ▼0.75% と下落しました。

この結果、保有資産は次のようになりました。



インドの景気鈍化を反映してインド株は下落基調をたどっています。加えてルピー安が進行し、NFインド株 (1678)の利益率は ▼6.10 とマイナスで推移しています。

しかし、インドでは首都デリー地区の議会選挙でモディ首相が率いるインド人民党(BJP)が大勝して第一党を奪還したり、中間層を手厚く支援するインド国家予算案が発表されたり、景気テコ入れのためにインド中央銀行が利下げに踏み切ったりと、好材料が目につくようになってきました。

インド国際航空ショーでは、ロシアと米国の双方が最新鋭の第5世代戦闘機を持ち込んで売り込みを図りました。米印首脳会議で戦闘機の購入が話題に上がれば、インドに有利に働くかもしれません。

好材料がそろってきたので、今後のインド株には期待できると判断し、追加で 30株購入しました。


今が底という保証はありませんが、下がっても上がっても、将来さらに買い増す予定です。

さて、高金利に弱い、今のところまったくダメダメなジョビー・アビエーション(JOBY)ですが、27日に予定されている決算発表で、型式証明取得に関して好材料が出れば、大きな上昇もありえます。そこそこ下がってきたし、少し買い足しておこうかと考えて、7.26ドルで 10株指値注文しておきました。あくまで打診買いです。


現在の年初来利益は +1892円です。昨年とは違って、今年はなかなか難しい相場です。

2025年2月12日水曜日

日替わりで一喜一憂

昨日 +11.64% の上昇で喜んだかと思えば、今日は ▼7.78% の下落でガッカリ。
ロケット・ラボ(RKLB)には、日替わりで一喜一憂させられます。

FRB のパウエル議長が「利下げを急ぐ必要はない」と発言したために、利下げ期待で上昇していた中小型株が売られました。アルゴリズムや AI が、要人の発言に瞬時に反応して売り買いしてくるので、人間はスピードで勝てません。人間が行動したときは時すでに遅く、勝負は終わっていて、次の材料待ちになっています。

瞬発力が要求される投資方法では勝てる気がしないので、私が短期的な材料に基づいて売買することはありませんが、やはり上がれば嬉しいし、下がればガッカリです。もちろん、下がれば買いのチャンスになるので本来は嬉しいのですが、保有資産に占める RKLB の構成割合がすでに 35.9% に達しているので、これ以上は買えません。もう少し上がれば利益確定の売却を検討しますが、ニュートロンの初打ち上げまでにはまだ時間があり、今はその時期ではありません。

訪米中のモディ首相が上手くトランプ関税を逃れれば、インド株は上昇すると思います。13日に予定されている米印首脳会談に注目したいと思います。

2025年2月11日火曜日

年初来利益が一気にプラ転

やってくれました!
ロケット・ラボ(RKLB)が +11.64% の急騰です!!
今夜もその調子で頼む!!!

市況が悪かろうが、トランプ関税が発動されようが、円高が進もうが、急成長する会社の株価は上がるのです!!!


ジョビー・アビエーション(JOBY)も +0.64% と 3日ぶりに上昇し、昨夜一晩の利益は 36,259円となりました。マイナスだった年初来利益は 23,897円と一気にプラスに転換しました。

ロケット・ラボの株価は、多くのアナリストが割高だと言っています。アナリストの多くは、株価売上高比率(PSR)からロケット・ラボの適性株価を計算しています。目安として PSR が 0.5 以下だと割安、20 以上だと割高と判断されます。

ロケット・ラボの最近の四半期売上高は 1 億ドル前後で推移しています。つまり、年間売上高は約 4 億ドルです。ロケット・ラボの現在の株価は 30.6ドル、発行済株式数は 448,959,828株なので、時価総額は 30.6 × 448,959,828 =  13,738,170,737 ドルです。

PSR = 時価総額 ÷ 売上高 = 13,738,170,737 ÷ 400,000,000 = 34.35 となり、割高の判定となります。

しかし、この計算には現在開発中のニュートロンが戦列に加わったときの売上増が織り込まれていません。ロケット・ラボの現在の唯一のロケットはエレクトロンです。エレクトロンの 1回の打ち上げによる売上高は 750万ドル(最近は 800 ~ 850万ドル)ですが、ニュートロンは 5,000万ドルです。ニュートロンを年間 6 回打ち上げれば、それだけで 3億ドルの売上増になります。

その場合の PSR を計算すると、、、
PSR = 13,738,170,737 ÷ (400,000,000 + 300,000,000) = 19.62 となり、現在の株価は適正となります。もちろん、将来はエレクトロンの打ち上げ単価および頻度が上昇し、衛星部品や関連売上の増加も見込まるので、それも織り込むなら現在の株価は割安かもしれません。

ロケット・ラボが黒字転換すれば、赤字会社の株式購入を禁じられている機関投資家の資金が流入します。ニュートロンの開発が終了すれば、膨大な開発費が不要になり、ロケット・ラボの黒字転換が確定します。

ニュートロンの初打ち上げに成功すれば、状況は一変する、、、これが結論です。
今後数ヵ月で結果が出ます。成功を祈りつつ、ニュートロンの初打ち上げを待ちたいと思います。

2025年2月10日月曜日

石破の奇跡が関税で台無し

週明けの日本市場、石破首相がトランプ大統領との首脳会談をうまく切り抜けたので、今日は上がると思っていたら、インデックスFTOPIX (1308) ▼0.04%、ISS&P500米国株 (1655) ▼0.30%、NFインド株 (1678) ▼1.09% と保有している ETF 3銘柄が全滅です。特に、インド株の昨年 12月以降の低迷にはうんざりです。

インドは貿易赤字国で、高金利やエネルギー価格の高騰には弱いです。しかし、内需の成長は世界で最も期待されています。いずれ株価は再び上昇基調に戻るとは思いますが、目先はトランプ関税の影響で難しいかもしれません。

インドは国内産業保護の観点から、米国からの輸入品に高関税を課しています。トランプ政権は、インドからの輸入品に対してインドと同率の関税を課す構えです。12-13日にインドのモディ首相が訪米する予定で、その結果によっては米国とインドとの貿易摩擦が激しくなる可能性があります。石破首相のようにモディ首相がトランプ大統領との首脳会談をうまく乗り切れば、インド株の下落が止まるのではないかと思います。米印首脳会談の結果を見てから、インド株を買い増すかどうかを判断したいと思います。

日本株に関しては、トランプ大統領が「相互関税をすべての国に課す」と発言し、それに先立って鉄鋼・アルミに25%関税を課すと発表したものだから、そのマイナス影響で石破の奇跡も台無しです。

保有資産の年初来利益は ▼14,209円で、マイナス幅を拡大中です。今夜の米国株の爆騰に期待です。

2025年2月8日土曜日

年初来利益がマイナスに

昨夜、ジョビー・アビエーション(JOBY)を 8ドル未満で買えるチャンスだと思って、成行で 6株追加購入しました。


約定単価は 7.998ドル。買った直後に 8.13ドルまで上昇して喜んだのですが、日付が変わってから大きく下がり、引け値は 7.78ドルとなってしまいました。デイトレードの才能、まるっきりナシです。

その結果、保有資産は次のようになりました。


インド株と JOBY が含み損となっていて、足を引っ張っています。

今週の週間利益は ▼43,258円、年初来利益は ▼12,362円で、年初来利益が再びマイナスになってしまいました。
年初来の週間利益と年初来利益の推移は、次のとおりです。


次に各保有銘柄の年初を 100としたときの値動きを示します。


年初に比べて上昇しているのはロケット・ラボ(RKLB)のみです。それ以外の 4銘柄は揃ってマイナスです。

今年の株価の底がどこかわかりませんが、日本株以外は、安くなったと思ったらその都度少しずつ買えば良いと思います。日本株は、日銀の利上げの進み具合によってどうなるか、まったくわかりません。
日本は、インフレ・ギャップがまだマイナスです。普通に考えて、まだ利上げできる状況ではないはずですが、日銀周辺からは利上げに積極的な発言が相次いでいます。

利上げによって景気が後退し、再びデフレに戻るようなことになれば、日本株はアベノミクス以前のように長期低迷します。日本株については、日銀の利上げ姿勢とそれに伴う景気動向が明らかになるまで、購入を見送ることにしたいと思います。

2025年2月5日水曜日

103円台前半まで円高が進行

元日本銀行理事の早川英男氏が「政策金利は来年にも1.5%程度に達する」と発言したことから日本の政策金利の先高観が広がり、ドル円は 153円台前半に下落しました。

ドル高は、トランプ大統領の望むところではありません。1月6日からの石破首相の訪米で、為替に関して「いつまで円安を放置するんだ」というような米国からの圧力があるかもしれません。

日本の金利上昇懸念に伴う円高の影響で外国株式の円評価額が下がり、保有資産は次のようになりました。


積立金累積額は、今月の積立金 25,000円が加わり 350,000円となりました。含み益は 307,764円です。

今年は年初から厳しい相場が続いています。大きく下がれば買いのチャンスです。含み益の減少に耐えながら、チャンスを待ちたいと思います。

2025年2月4日火曜日

焦点は米中関税合戦に

カナダ、メキシコに対する追加関税を 1ヵ月延期するというニュースで買い戻しが入ったかと思えば、中国への 10% の追加関税が発動され、それに対して中国が米国から輸入される石炭や原油などに 10日から追加関税を課すと発表して株価が下落するなど、株式市場は米中関税合戦のニュースに振り回されています。

カナダ、メキシコへの関税撤回の可能性は低いと見ていたので、1ヵ月延期は意外でした。やれば、自動車業界のダメージは甚大なものになったと思うので、冷静に考えれば、トランプ大統領は最初から本気でやる気などなかったのかもしれません。これが読めていたら底値で JOBY を買い増せたかもしれませんが、器用に立ち回れない私にこれを読んで買いを入れるのは無理です。次回、同じようなことが起きても、打診買いもせずに同じように眺めているだけになると思います。

米中は首脳会談を模索していると伝えられており、米中の報復関税合戦は防げるかもしれませんが、安心は禁物。お互いに引くに引けなくなる可能性だってあります。

急落急騰で市場がドタバタしていていても、ドタバタが終わってみれば元の株価ということも多々あります。器用に立ち回れる人は、こういう場面で儲けられるのでしょうが、自分には無理だと思うので、引き続き売り買いは手控え、様子見に徹したいと思います。

2025年2月3日月曜日

大暴落ではなかったけど、、、

トランプ関税の発動で、日経平均 ▼2.66%、TOPIX ▼2.45%、グロース 250 ▼1.31% と今日の日本株は大きく下落しました。しかし、思ったほどの大暴落ではありませんでした。最近の値動きのレンジの下限に達しましたが、まだ下抜けたわけではありません。テクニカル的に下限抵抗でもあるので、買い向かった投資家も多いのではないかと想像します。
アジア株では韓国 KOSPI が ▼2.54%、KOSDAQ が ▼3.30% の下落です。韓国は日本以上の輸出国なので、貿易戦争勃発となれば、その影響は甚大です。

10% の追加関税を課される中国は現在、香港ハンセンが ▼0.46% で推移しています。トランプ関税の影響は、ほとんど見られません。春節の影響で、トランプ関税のことを知らないのかと思うくらいです。
インド Nifty も現在 ▼0.86% で、いつもの値動きと変わりません。インドも、米国への大量不法移民の問題を解決するように迫られていて、他人事ではないはずなのですが。

トランプ関税の課税開始は 2月4日です。関税発動の理由は、米国への大量移民と麻薬の流入です。それが是正されるようなら、課税が撤回される可能性もゼロではありませんが、期待薄じゃないかと思います。

カナダとメキシコがトランプ関税に反発して、報復関税をかける方向で動いています。関税合戦になれば、今の株価の下落幅で済むとは思えません。

今夜の米国市場も、自動車株を中心にして株価が大きく下落すると思います。その下落幅によっては、明日の日本市場も続落ということになりかねません。大きく下がれば、安く買う大チャンスになります。今は、下手に売り買いせずに、しっかりと成り行きを見守ることが重要だと思います。

2025年2月2日日曜日

トランプ関税で日本株大暴落?

トランプ大統領がカナダとメキシコに 25% の追加関税、中国に 10% の追加関税を課す大統領令に署名しました。

カナダもメキシコも、米国が関税をかけた場合、報復関税をかけたり、その他の報復措置をとることを表明していて、貿易戦争に発展することが懸念されます。

明日の日本市場は、大荒れになりそうです。メキシコに生産拠点を持つ自動車会社などの関連銘柄は大きく売られそうです。

米国にとっては、カナダ、メキシコ、中国からの輸入品の価格が上昇することで、インフレの再燃に繋がりかねません。FRB の利下げが遠のき、目先ドル高に動くことが予想されます。

追加関税が長引いたり、報復合戦に発展したりすると、世界経済に悪影響が及びます。中長期的には、米国を含む世界中の景気鈍化要因と考えて良いと思います。食料やエネルギーを自給できる米国などの国は貿易戦争に多少は強いかもしれませんが、それらを輸入に頼っている日本への影響は決して小さくないと思います。

月曜日は世界で最も早く開く日本市場の反応を注視したいと思います。市場はトランプ関税を甘くみていた可能性があります。大暴落に見舞われなければ良いのですが。

2025年2月1日土曜日

比較的静かな滑り出し

今年に入って 1ヵ月が過ぎました。トランプ政権誕生という大きなイベントがありましたが、株式市場は比較的静かな滑り出しでした。

保有資産は次のようになりました。


今週の週間利益は ▼17,291円のマイナス、今年に入ってからの年初来利益は +30,896 円となりました。保有資産は 保有資産の週間利益と年初来利益の推移は次のとおりです。


保有銘柄の年初を 100 としたときの値動きは次のとおりです。


1月21日に記録したロケット・ラボの +30.30% の急騰には目を見張ります。その後、大きく落ちることなく推移しているのが心強いです。インド株のパフォーマンスが悪いですが、年初来の下落率は ▼5% 程度のマイナスに過ぎません。まだまだ、これからです。

次に各保有銘柄のリスク(日々の値動きの標準偏差)とリターン(日々の値動きの平均)を示します。


やはり、ロケット・ラボはハイリスクハイリターンです。ジョビー・アビエーションもリスクが高いです。

今日から2月です。トランプ関税がいつ発動されるのか、引き続き要注意です。