このブログでは、初期軍資金 100 万円、毎月の積み立て額 2.5万円でスタートします。
証券口座には、すでに102.5万円を預け入れました。
この102.5万円で一気に何かの株を買うわけではありません。
半年、またはそれ以上かけて、ゆっくりと買っていきます。
株が上がるか下がるかは、誰にも予想できません。
昨年の今頃は、大半の専門家が2023年には米国が景気後退に陥ると予想していました。
しかし、その予想は大外れでした。
株は下がるどころか、ぐんぐん上昇し、今では史上最高値に接近しています。
そして今、多くの投資家は2024年には米国の利下げが早期に行われ、米国が景気後退に陥ることはないと予想しています。もちろん、この予想が大外れということも大いにあります。
上がるか下がるかわからないときは、何回にも分けて、時間をかけて買っていくべきです。こうすることで、購入価格は平均値になります。
一発でドンと買った場合、その価格が安いか高いかは運に左右されます。
一発買いは度胸試しには良いかもしれませんが、何度かの購入価格の平均値で買った場合は、最安値で買うことはできませんが、高値づかみの可能性は小さくなります。
複数回に分けて買った場合は、たとえ株が暴落しても、そのときに安く買うことができます。長期投資家にとっては、株が上がれば儲けが増えるのでハッピー、株が下がれば安く買えるのでラッキーです。
さしあたって購入するのは、TOPIX に連動する ETF と S&P に連動する ETF です。
ETFって何? という人は日本取引所グループ(JPX)のWebサイト「ETF」にアクセスしてください。ETFの特徴や仕組み、投資のリスク、などが詳しく説明されています。
「銘柄一覧」には、すべてのETFがリストされていて、ここから各ETFの詳しい説明が記載されたパンフレットを閲覧できます。
このブログでは、TOPIX に連動するETFとして、上場インデックスファンドTOPIX (1308)を購入します。ETF名の後ろのカッコ内の数字は証券コードです。日本の証券取引所に上場している銘柄には証券コードが付けられていて、そのコードで各銘柄が識別できるようになっています。TOPIXについては、JPX の Webサイト「TOPIX (東証株価指数)」に詳しい説明があります。
米国のS&Pに連動するETFも購入しますが、ドルで購入する必要はありません。S&Pに連動するETFは日本の証券取引所にも上場されています(S&P については、ウィキペディアの「S&P 500」を参照)。S&Pは米国の株価指数なので、日本の夜間に取引されます。しかし、日本の証券取引所に上場されているETFは昼間しか取引できないので、厳密には時間外の S&P 指数先物と連動する ETF となります。長期投資では、両者の差がパフォーマンスに大きく影響することはないので、このブログでは外貨を扱う必要のない日本の外国株 ETF を利用することにします。
購入する S&P ETF は、iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)です。
上場インデックスファンドTOPIX (1308) の現在の価格は 2446円で 1 口単位で買えます。iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)の現在の価格は 489円で、購入は10口単位です。
年明け早々に、最小の金額で、両方をほぼ同じ金額だけ買いたいので、上場インデックスファンドTOPIX (1308)を 2 口、iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)を 10 口買うことにします。両方合わせて、約 1 万円です。2024年を占うおみくじとしての購入です。おみくじの値動きによって、その後の投資戦略を考えます。
100万円以上も用意したのに、たったの 1 万円しか買わないのかとがっかりしないでください。投資に焦りは禁物です。
決して焦らず、ゆっくりと確実に資産を形成しましょう。